ボッチャを始めたいときに必要なのはボッチャボールだけではありません。
ボッチャは競技ですので審判が必要。
ボッチャで必要な用品は、市販でもボッチャボールセットとして売っています。
よくあるセット内容は、ボッチャボール13個(白1個、赤6個、青6個)、審判用具として、パドル1個、キャリパー大中小1個ずつ、メジャー1個、それに加えこれらを収納するバッグです。
最低このセットがあると、ボッチャを行うことができます。
ボッチャ公式の競技大会などでは公式の審判員がいますが、リクレーション的な競技では、選手以外の誰かが審判をしなければならないとき、パドルやキャリパーの使い方を知っておく必要がありますよね。
ボッチャの審判が使うものでパドルの使い方、キャリパーの使い方をはじめ審判用具の使い方について、概略ですが解説します。
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ボッチャのパドルと使い方
ボッチャ競技で審判が使うパドルの使い方は、審判用具として審判員が使用するもので、競技者は使用しません。
見た目は卓球のラケットのような杓子状の片面が青、もう片面が赤の板になっています。
いわゆる、裏と表で色が違っていて、長さは29㎝です。
パドルは、試合中の次の場面で使用します。
カラーボールを投球する指示
次に競技すべきサイド(赤か青)をパドルの色で示します。
赤サイドの場合は赤、青サイドの場合は青ボールの競技者が投げます。
得点の提示
各エンドの終了時と試合の終了時に、パドルに自分の指を添えて、それぞれのサイド得点を提示します。
提示したときにスコアを言い伝えます。
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ボッチャのキャリパーの使い方
ボッチャではキャリパーの使い方として、ボッチャの赤ボール青ボールが、ジャック(白ボール:目標玉)にどちらが近いか微妙なときに、ボール間を測る用具です。
いわゆるメージャーやコンパスの役目をするものですね。
ボッチャも上級者や競技に慣れてくると、球を寄せるのがうまくなります。
ボールの位置を近づけるだけじゃなく、微妙にかたまってきたり、相手ボールに自分ボールを乗り上げてきたりします。
ボールとボールの距離だけならメジャーで済みますが、高さも出てくるためキャリパー(コンパス)の大中小を巧みに使い分け球間距離を測ります。
長さは大30㎝、中16㎝、小10㎝です。
試合では、数ミリ単位で勝敗が決まることもあります。
また、キャリパーで測ることのできない(30cm以上離れている)距離の場合は、メジャーで測ることになります。
ボッチャの審判用具の使い方
ボッチャは、パドル、キャリパー以外にも、審判用具としてイエローカードやレッドカードがあります。
ボッチャは、パラリンピックの正式種目としても採用され、ルールも細かくきちんと決められています。
反則の内容によっては、イエローカードやレッドカードも提示され、レッドカードを提示されると、個人戦では提示されたサイドは試合没収、チームだと提示された選手は失格となり試合に参加できません。
また、審判用具を使用した公式ジェスチャーや、用具を使用しないサイン(参照:審判公式ジェスチャー/サイン)も決められています。
詳細については、日本ボッチャ協会競技規則に定められているので、参考にしてくださいね。
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まとめ
ボッチャでのパドルの使い方、ボッチャのキャリパーの使い方、ボッチャの審判用具の特徴としてパドルやキャリパーがあり、使い方はそれほど難しいものではありませんでした。
日本ボッチャ協会を始め、毎年各地で審判員育成の講習会が開催されるので、興味のある方は参加してはいかがでしょうか。
ボッチャをするときに審判用具の使い方を知っておけば、実際に競技する人達をサポートすることもできますし、一緒に競技に参加することもできるのでなお楽しいですよね。
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