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ボッチャ審判のやり方|必要な用具・人数と試合進行をわかりやすく解説

ボッチャの審判とボールやパドルなどの競技用具 スポーツ・競技

ボッチャの審判は、次に投球する赤・青のサイドを示したり、ボールの距離を確認したり、得点を判定したりしながら試合を進めます。

実際にボッチャを始めてみると、「審判は何をすればいい?」「何人必要?」「パドルやキャリパーはいつ使う?」と迷うこともあるでしょう。

ボッチャには個人戦・ペア戦・チーム戦があり、試合のエンド数や持ち時間は競技区分によって異なります。

この記事では、日本ボッチャ協会の現行競技規則をもとに、ボッチャ審判の役割、必要な用具、試合の基本的な進め方をわかりやすく整理します。

地域の大会やレクリエーション、全国障害者スポーツ大会などでは、使用する競技規則や大会独自の申し合わせ事項が異なる場合があります。大会で審判をする場合は、その大会で適用される最新の競技規則を確認してください。

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ボッチャ審判の役割と試合で行うこと

ボッチャの審判は、単に勝敗を判定するだけではありません。

試合中はボールの位置を確認しながら、次に投球するサイドを示し、反則の確認や得点の判定などを行います。

主な役割を簡単にまとめると、次のようになります。

  • 試合を進行する
  • 次に投球する赤・青のサイドを示す
  • ボールの位置や距離を確認する
  • 反則がないか確認する
  • 各エンドの得点を判定する
  • 必要に応じて測定用具を使用する
  • 試合終了時に最終得点を確認する

公式大会では審判のほか、タイマーや線審などの競技役員が配置されることがあります。

ただし、「ボッチャをするには必ず審判・線審・計時の3人が必要」という一律の規則ではありません。

大会の規模や競技形式によって運営体制は異なるため、レクリエーションとして楽しむ場合は、参加人数に合わせて審判や計時などの役割を分担してもよいでしょう。

ボッチャで必要な競技用具と審判用具

ボッチャの試合では、選手が使うボールやランプのほか、審判が試合を進めるための用具も使用します。

ボッチャコート

ボッチャのコート

正式なボッチャコートの大きさは、縦12.5m×横6mです。

選手が投球する側には6つのスローイングボックスがあり、その前方がプレイングエリアになります。

公式競技ではラインの幅や位置も細かく定められています。

一方、自宅や学校、施設などでレクリエーションとして楽しむ場合は、会場の広さに合わせてコートを小さくして遊ぶこともできます。

小さなコートはレクリエーション用です。公式大会で使用するコートとは区別して考えましょう。

ボッチャボール

ボッチャでは、1セットにつき次の13球を使用します。

  • 赤6球
  • 青6球
  • ジャックボール(白)1球

白いジャックボールを目標に、赤と青それぞれ6球を近づけて得点を競います。

ボッチャボールを身近な材料で作って楽しみたい場合は、こちらの記事で作り方を紹介しています。

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ボッチャボールを100均の材料で手作り!玉の大きさ重さと作り方

ランプ

自分でボールを投げたり蹴ったりすることが難しい選手は、ランプと呼ばれる勾配具を使ってボールを転がすことができます。

ランプを使うBC3クラスでは、選手を補助するランプオペレーターが付きます。

ランプオペレーターは、選手の指示を受けてランプの位置を調整したり、ボールを渡したりします。

現行ルールでは、ランプオペレーターはエンド中にプレイングエリアを見ることができません。選手自身がボールの方向やランプの位置を判断し、ランプオペレーターへ指示します。

ランプについてはこちらで詳しく紹介しています。

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パラスポーツのボッチャ用具のランプは手作りできる?おすすめの素材は?

審判用具

ボッチャの審判用具

審判が使用する代表的な用具には、次のようなものがあります。

  • 赤と青のサイドを示すパドル
  • テープメジャー
  • キャリパー
  • 隙間ゲージ
  • 携帯ライト
  • スコアボード
  • 計時用具
  • イエローカード・レッドカード

パドルやキャリパーについては、使い方を別の記事で詳しく解説しています。

▼関連記事▼
ボッチャのパドルの使い方|キャリパー・メジャーなど審判用具も解説

ボッチャは個人戦・ペア戦・チーム戦で人数が違う

ボッチャには、個人戦・ペア戦・チーム戦があります。

日本ボッチャ協会の競技規則では、それぞれ試合人数とエンド数が異なります。

エンドとは、両サイドが持っているカラーボールをすべて投げ終え、得点を決めるまでの1区切りのことです。1エンドごとに得点をつけ、規定のエンド数が終わった時点で合計得点を比べます。
競技形式 1サイドの選手 エンド数
個人戦 1人 4エンド
ペア戦 2人 4エンド
チーム戦 3人 6エンド

そのため、「ボッチャの公式試合はすべて6エンド」というわけではありません。

チーム戦は3人対3人で行い、各選手がカラーボールを2球ずつ使用します。

個人戦では1人6球、ペア戦では1人3球を使用します。

ボッチャの審判のやり方と基本的な試合進行

ここからは、試合がどのように進み、審判がどこで関わるのかを見ていきましょう。

ボッチャの投球順とスローイングボックス

1.赤と青を決める

公式競技では試合前にコイントスを行い、勝ったサイドが赤または青を選択します。

チーム戦の場合、赤サイドは1・3・5番、青サイドは2・4・6番のスローイングボックスを使用します。

2.ジャックボールを投球する

エンドの最初に、ジャックボールの投球権を持つ選手が白いジャックボールを投球します。

ジャックボールは、Vラインを完全に越えて有効な位置に止まる必要があります。

3.ジャックを投げたサイドが最初のカラーボールを投げる

ジャックボールが有効になると、そのジャックを投球したサイドが最初のカラーボールを投球します。

審判はパドルを使って、投球するサイドを示します。

4.相手サイドが最初のボールを投げる

続いて相手サイドが最初のカラーボールを投球します。

ここまで赤と青が1球ずつ投球すると、ジャックボールとの距離を比較できるようになります。

5.ジャックボールから遠いサイドが次に投球する

2球目以降は、単純に赤・青・赤・青と交互に投げるわけではありません。

ジャックボールから遠い位置にあるサイドが、次の投球を行います。

審判はボールの位置を確認し、次に投球するサイドの色をパドルで示します。

距離が非常に近く目視では判断できない場合は、キャリパーやメジャーなどの測定用具を使用します。

6.両サイドが6球すべて投球したら得点を判定する

両サイドがすべてのカラーボールを投球すると、そのエンドの得点を判定します。

得点するのは、ジャックボールに最も近いボールを持つサイドです。

相手サイドの最もジャックに近いボールより内側にある自分のボールの数が、そのエンドの得点になります。

審判は必要に応じて距離を測定し、得点を確認して選手へ示します。

7.次のエンドへ進む

得点が確認されたらボールを回収し、次のエンドへ進みます。

規定のエンド数が終了した時点で各エンドの得点を合計し、合計得点が多いサイドが勝者となります。

同点の場合は、勝敗を決めるためのタイブレイクを行います。

ボッチャの審判・線審・タイマーの役割

大会では、審判のほかに線審やタイマーなどの競技役員が試合を支えることがあります。

審判(レフェリー)

ボッチャの審判
審判

試合を進行し、投球するサイドの指示、得点や反則の判定などを行います。

審判はボールの位置を確認しながら、パドルで次に投球するサイドを示します。

必要な場合は測定用具を使ってボール間の距離を確認し、エンド終了時には得点を判定します。

線審

ボッチャの線審
線審

審判だけでは確認しにくい場所を補助し、必要に応じて審判へ知らせます。

公式競技規則でも、線審は競技役員のひとつとして扱われています。

大会や運営体制によって配置方法が異なるため、地域のレクリエーション大会などで必ず1コート1人必要という意味ではありません。

タイマー

ボッチャのタイマー担当
タイマー

赤・青それぞれの持ち時間を管理し、残り時間を選手へ知らせます。

現在の競技規則では、審判がタイマーに投球するサイドを示したところから、そのサイドの持ち時間のカウントが始まります。

投球したボールがプレイングエリア内で止まったとき、またはプレイングエリアの外へ出たときに時計を止めます。

ボッチャの持ち時間は一律6分ではない

以前のルールや特定の大会をもとにした説明では、「各チーム6分」と紹介されていることがあります。

しかし、現在の日本ボッチャ協会競技規則では、持ち時間は競技区分によって異なります。

競技区分 1エンドの持ち時間
個人戦 BC1 4分30秒
個人戦 BC2 3分30秒
個人戦 BC3 6分
個人戦 BC4 3分30秒
個人戦 OP立位・OP座位 3分30秒
ペア戦 BC3 7分
ペア戦 BC4 4分
チーム戦 BC1/BC2 5分

なお、ジャックボールを投球する時間も、この持ち時間に含まれます。

制限時間については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

▼関連記事▼
ボッチャの制限時間とボールが同じ距離の場合のルール

レクリエーションで審判をするときは簡略化しても楽しめる

ここまで紹介した内容は、公式競技のルールを理解するための基本です。

ただ、学校や施設、地域のイベントなどで初めてボッチャを楽しむ場合に、最初から公式大会と同じ運営体制を整える必要はありません。

参加者の人数に合わせて、たとえば1人が審判と得点確認を担当し、もう1人が時間を測るなど役割を分けてもよいでしょう。

コートについても、レクリエーションであれば会場に合わせた大きさにして遊ぶことができます。

ただし、公式大会や審判講習などでは、必ずその大会で採用されている最新の競技規則と申し合わせ事項に従ってください。

全国障害者スポーツ大会のボッチャは大会規則を確認する

全国障害者スポーツ大会にもボッチャ競技がありますが、日本ボッチャ協会が主催する選手権大会などとは、競技の目的や適用される規則が同じとは限りません。

全国障害者スポーツ大会の競技規則は日本パラスポーツ協会が発行し、毎年改定されています。

そのため、全国障害者スポーツ大会やその予選会などで審判・運営に関わる場合は、その年度の最新競技規則を確認しましょう。

まとめ

ボッチャの審判は、次に投球する赤・青のサイドを示し、ボールの位置や反則を確認しながら試合を進め、各エンドの得点を判定します。

試合は、個人戦とペア戦は4エンド、チーム戦は6エンドで行われ、持ち時間も競技区分によって異なります。

審判用具にはパドルやキャリパー、メジャーなどがありますが、それぞれの詳しい使い方は別の記事で確認できます。

レクリエーションとして楽しむ場合は、人数や会場に合わせて役割やコートを工夫すると、初めての人でもボッチャを始めやすくなります。

一方、公式大会では競技規則が改定されることがあるため、審判を担当するときは最新のルールを確認することが大切です。

最新の公式競技規則は、日本ボッチャ協会競技規則で確認できます。

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