パラスポーツのなかでボッチャという車椅子を使った競技があります。
ボッチャで使用する用具のボールやランプは手作りすることもできます。
ただし、公式なボッチャで使用するボールやランプなどの用具は手作りでも日本ボッチャ協会が公認する国内選手権大会で使用する場合、ボールテストや器具検査で、競技規則の基準に適合している必要があります。
ボッチャをレクリエーションとする場合や非公式な試合や大会であれば、基準に適合してもしなくても、ボールやランプも手作りの用具でも試合を行うことがあります。
日本ボッチャ協会の公認や公式試合以外は、大会関係者や参加する選手達の了解を得れば良いのでみんなで手作りの用具などで楽しく試合をするというのが目的になりますよ。
ボッチャボールだけでなく、ランプ(投げることができない人が使う勾配具)も手作りしてボッチャを楽しみましょう。
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パラスポーツのボッチャはどんな障がい者も参加できる
パラスポーツのなかのボッチャという競技は元々、重度の脳性麻痺者や同程度の重度障がいが四肢にある人、いわゆる運動能力に障害のある人のためのスポーツでした。
そもそもパラスポーツとは、身体障害者のためのスポーツはリハビリプログラムから発展してきたものです。
第二次世界大戦で負傷した大勢の兵士・市民の要求に応えるためにリハビリ用のスポーツが発展してレクリエーションスポーツになり、その後、競技スポーツとなったものです。
健常者のスポーツの修正版としての意味に取れる、パラスポーツのパラは、「もうひとつの」という意味を持つそうです。
しかしボッチャは、近ごろ障がいの有無に関わらず、子供から老人まで参加して楽しんでいます。
ただし、パラリンピックや国内選手権大会のような公式大会は、障がいの種類と程度によってきちんと4つのクラスに分けられて正式な競技として行います。
そのため、このような公式大会に健常者は参加できません。
ボッチャ用具は手作りできます
ボッチャの用具で市販されている物は高価な物が多くいため、手作りをしてボッチャの用具に費用をかけないよう、さらには自分の好みの用具で参加する方も多くなってきました。
特にボールは、選手にとって重要な用具なので、掴みやすい、投げやすい、蹴りやすいなど自分の好みに合わせた、手作りのボールを持ち込むことも多いですね。
またランプは、勾配によって球を転がす補助用具で、自力で投球できない障がい者の方にとっては勝負を左右する大事な用具です。
日本ボッチャ協会競技規則の基準では、ランプを横に倒したときに付属品や延長部、ベースなど最大最長の状態で、2.5m×1mのエリア内に入る寸法であればOKです。
また加速や減速する器械や照準器、ブレーキ、望遠鏡等を付けてはいけ無い事になっています。
パラリンピックや国際大会などでは、高価なランプを使用している選手もいますが、初心者の入門用やレクリエーションで行う物であれば、手作り作品のランプで参加するのも良いですよ。
ボッチャのランプスを手作りしよう
ボッチャのランプスを手作りする理由の一つに、自分に合ったもの作るというほかに、市販されているボッチャ用具は高価な物が多く、特にランプスは桁が違うほど高額なものが多いです。
ランプスは、長さや角度、材質などによってボールの転がり方やコントロールの決め手になるものなので手作りでも精巧に工夫して、費用がなるべくかからないようなランプで競技に参加するのが理想ですね。
しかし、実際にランプを使用する方は障がいの有る方なので自分で手作りすることはできません。
周りの人達と協力して、一緒にマイランプづくりに挑戦しましょう。
雨どい状の滑り台のような土台とそれを支える支柱があれば、ランプとして使うことはできますが、土台作りは家の基礎工事と同じです。
なかなか、簡単にはいかないと思いますが、市販のものを参考にしながら協力者とともにボッチャを楽しむためにも頑張って作ってみてくださいね。
作成するのに参考になる市販のものであり、購入することになる場合にもおすすめの市販品はこちらです。
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まとめ
パラスポーツのボッチャですが、障害者のために発案されたスポーツですが現在は高齢者から子供まで幅広く参加することができます。
高価なボッチャ用具は、ボールを手作りしたり、ボッチャのランプスを障害に合わせて手作りしたりしながら遊ぶことができます。
ボッチャの手作りランプや手作りボールは、公式大会で勝つとか優勝を目指すといった本気度であれば、おすすめできませんが、レクリエーション的な大会であれば、十分使用できると思います。
手作り用具で、楽しくボッチャを体験しましょう。
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