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ボッチャのランプは手作りできる?おすすめ素材・公式規格を解説

ボッチャのランプス ボッチャ

ボッチャのランプは、手でボールを投げることが難しい選手が、ボールを転がして投球するための補助用具です。

体験会やレクリエーションで使うランプなら、段ボールや雨どいなど、身近な素材を使って手作りできます。

公式大会で使うランプは、市販品か手作りかにかかわらず、競技規則の基準を満たし、大会ごとの器具検査で承認を受けなければなりません。

この記事では、ボッチャのランプの役割、公式大会での規格、ランプオペレーターの役割、手作りにおすすめの素材と安全上の注意点を紹介します。

この記事の公式規格は、2026年8月14日に日本ボッチャ協会競技規則2025–2028(v.1.0)で確認しています。大会へ出場する場合は、最新の競技規則と大会要項も確認してください。

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ボッチャのランプとは

ボッチャのランプは、傾斜を利用してボールをコートへ送り出す補助用具です。

公式競技では、主にBC3クラスの選手が使用します。

BC3は、手や足でボールを投球することが難しい選手のクラスです。選手は自分の意思でランプの向きや角度、ボールを置く位置などを決め、ランプオペレーターへ指示します。

選手によっては、頭、口、腕、脚などに取り付けたポインターを使って、ランプに置かれたボールを押し出します。

ランプを使う場合も、投球する場所や狙いを決めるのは選手本人です。

公式大会で使用するランプの規格

公式大会で使うランプは、大会ごとに器具検査を受け、承認されたすべてのパーツにステッカーが貼られます。

確認項目 主な規定
大きさ 横に倒し、すべての延長部分を最大にした状態で2.5m×1mの立体的なエリア内に収める
補助装置 レーザー、水準器、ブレーキ、照準器、スコープなどは使用できない
投球位置 投球時にランプがスローイングラインへ接触したり、ラインを越えたりしてはいけない
ポインター 長さの制限はないが、選手が頭、口、腕、脚などへ直接装着して操作する
器具検査 大会ごとに検査を受け、承認を受ける必要がある

ランプを手作りしたことだけを理由に使用できなくなるわけではありません。

ただし、寸法内に収まるだけでなく、ボールの速度や方向を機械的に調整する仕組みがないことなど、すべての規定を満たす必要があります。

公式大会用のランプを製作する場合は、競技規則だけで判断せず、参加する大会の主催者や日本ボッチャ協会にも確認しましょう。

投球前にランプを左右へ動かす場合がある

BC3では、ジャックボールの投球前など、規則で定められた場面でランプを左へ20cm、右へ20cm以上動かす「2ウェイ・スイング」を行います。

すべての投球前に行うものではないため、大会に参加する場合は、2ウェイ・スイングが必要になる場面も確認しておきましょう。

ランプオペレーターは選手の指示に従って操作する

BC3の選手は、ランプオペレーターと一緒に競技を行います。

ランプオペレーターの主な役割は、選手の指示を受けてランプの向きや角度を調整し、ボールを渡すことです。

必要に応じて、選手の車いすや姿勢の調整を手伝う場合もあります。

ランプオペレーターの主なルール
選手の指示を受けてランプを動かす
エンド中はプレイングエリアを見ない
ボールを放す瞬間は選手やポインターに触れない
ランプオペレーター自身が狙う場所を決めない

ランプオペレーターは単にボールを転がす介助者ではありません。

選手の意思を正確にくみ取り、指示どおりにランプを動かす大切なパートナーです。

レクリエーション用のボッチャランプは手作りできる

家庭、学校、福祉施設、体験会などでボッチャを楽しむ場合は、身近な素材を使ってランプを手作りできます。

初めから公式競技用のような精密なランプを目指す必要はありません。

まずは、ボールが途中で引っかからず、安全に転がる形を作ってみましょう。

段ボール

段ボールは、切ったり折ったりしやすく、試作品を作るときに向いています。

細長く切った段ボールの左右を折り曲げて溝を作ると、簡易的なランプになります。

ただし、繰り返し使うと曲がったり、湿気で弱くなったりするため、体験用や形を確認するための素材として使うのがおすすめです。

雨どい

ホームセンターなどで販売されている樹脂製の雨どいは、表面が滑らかで、ボールをまっすぐ転がしやすい素材です。

長さを変えたり、複数の雨どいをつないだりすることで、転がる距離を調整できます。

切断面が鋭くなっている場合は、保護テープやカバーを付けて、手や身体を傷つけないようにしましょう。

プラスチック板や木材

繰り返し使用する場合は、プラスチック板や薄い木材を使って、ランプ本体や支柱を作る方法もあります。

段ボールより丈夫ですが、加工には工具が必要です。製作するときは、工具を安全に扱える人と一緒に作りましょう。

手作りランプで確認したいポイント

手作りランプは、ボールが転がれば完成というわけではありません。

  • 床に置いたときにぐらつかないか
  • ボールが途中で引っかからないか
  • 左右からボールが落ちにくいか
  • 角度や高さを無理なく調整できるか
  • 切断面や角で身体を傷つけないか
  • 車いすや選手の身体へ無理な力がかからないか

最初は低い位置からボールを転がし、安定していることを確認してから、少しずつ角度や高さを調整しましょう。

選手本人が試しながら、使いやすい長さ、角度、ボールを置く位置を一緒に探していくことも大切です。

手作りランプは、家庭や体験会などのレクリエーション用として使用しましょう。大会で使用する場合は、その大会の規則と器具検査の条件を必ず確認してください。

動画でランプの手作り方法を確認する

大阪市障がい者スポーツ振興チャンネルの「0からボッチャ」では、ボッチャ用具と手作り方法が紹介されています。

市販のボッチャ用ランプを選ぶ方法

ランプを繰り返し使用する場合や、学校・施設などで多くの人が使う場合は、市販品も選択肢になります。

市販品を選ぶときは、長さや高さだけでなく、安定性、重さ、持ち運びやすさ、角度調整のしやすさを確認しましょう。

エバニューの「ボッチャ用ランプス ETE032」は、介助者が選手の指示に従って上下左右へ動かし、ボールを転がすための製品です。

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市販されているランプが、すべて公式大会でそのまま使用できるとは限りません。

公式大会で使用する場合は、製品の仕様と大会規則を確認し、大会ごとの器具検査を受けてください。

ボッチャボールの公式規格や、レクリエーション用の代用品については、ボッチャボールの重さと大きさは?公式規格・代用品・自作を解説で紹介しています。

まとめ

ボッチャのランプは、段ボールや雨どいなどを使って手作りできます。

家庭や学校、福祉施設などで体験する場合は、安全性と安定性を確認しながら、選手が使いやすい形を一緒に作ってみましょう。

公式大会で使うランプは、市販品と手作り品のどちらであっても、競技規則を満たし、大会ごとの器具検査で承認を受ける必要があります。

ランプは単なる滑り台ではありません。選手が考えた狙いや力加減をボールへ伝える、ボッチャならではの大切な競技用具です。

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