障害者スポーツ(パラスポーツ)の国際競技大会であるパラリンピックで正式な種目となっている「ボッチャ」ですが、あまり知られていません。
ボッチャのルールは簡単で、車椅子に乗ったまま的(まと)になるジャックボールを近づけるだけの子供から高齢者まで誰もが簡単にできる競技です。
「ボッチャ」という名前の響きがかわいい競技名ですがその名前の由来やルールなど是非この機会に知ってくださいね。
ボッチャが簡単に分かる!ボッチャのゲームルールと人数と投げ方
競う人数とルール
まずは、「ボッチャ」は1対1の個人戦から、2対2のペア、3対3のチーム戦があります。
ボッチャのルールは、目標となる白いボール(ジャックボール)に赤と青のチームに分かれ、どちらが白いジャックボールに近づけられるかを競うゲームです。
ボッチャボールの投げ方
「ボッチャ」は、車椅子でももともとは重度の脳性麻痺や四肢の重度の機能障害をもった人向けに考案されたゲームです。
そのため、どんな人でも車いすに座ったまま戦えます。
そのボールは、手で投げても足で蹴っても転がしても前に転がれば良く、少しでも目的のボールに近づくことで勝利します。
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ボッチャの名前の由来や用具の種類!誰でもできる魅力
用具の名前
「ボッチャ」で使われる用具のなかでもボールなど特別感がありますが、白い標的になる目的球をジャックボール。
敵と味方が分かる赤青のボール6個ずつ。
手や足でボールを投げることや蹴ることが出来ない場合、雨樋のようなボールを転がすためのスロープをランプス(ランプ)といいます。
用具の種類
障害や不自由さにより手が動かない場合、ランプのなかのボールを頭上から転がすためにボールを抑えるためのリリーサーと呼ばれるものを頭にバンドで固定します。
ボッチャ用具の他には審判が使うときに必須なボールの距離を測るメジャーやコンパスをキャンパーといいます。
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ボッチャのボールの重さと代用自作でパラスポーツも手作り
ボッチャボールを代用する
ボッチャボールはテニスボールより少し大きいほどですが、テニスボールほど安くありません。
まずは、代用品でルールを学んでからボッチャを知り、本格的にはじめると良いですよ。
ボッチャボールを自作する
ボッチャボールの代用品は代用品でしかありません。
ボッチャのボールの重さは約280g。サイズ(周長)は、約270mmです。
市販のボッチャボールは単品でも、安いもので1個5000円以上します。
安いものではないので、まずは自作して感覚を養いたいものですよね。
ボッチャのボールは外回りの外径と重さが決まっているのでそれにあったものを作成すると代用品よりは近づきます。
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ボッチャの特徴ある用具のランプも手作りできる
用具を手作り
ランプスといわれる勾配具は自作するにはなかなか苦労します。
競技者本人がボッチャのボールを転がせる高さから勾配具を滑り台のように作るので簡単ではありません。
介助者に協力して貰いながら自身に合ったランプスを作りましょう。
ランプスを手作り
とはいえ購入するにも、特にランプス(ランプ)はぐらつきなどがあると、勝負になりません。
しっかりと的を捉えられるように注意する点は多いのでしっかりと理解して無駄のないものを手に入れましょう。
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ボッチャの審判用具パドルやキャリパーの使い方
パドルの使い方
車椅子スポーツのなかでもボッチャは個人戦や団体戦もある競技です。
そのため、審判員・ジャッジマン・レフェリーなどと呼ばれる審判が必要です。
その審判が使う用具の代表としてパドルやキャリパーがあります。
パドルはどちらの競技者が投球するかを指示したり、得点の提示をしたりするときに使用します。
キャリパーの使い方
ボッチャの審査用具キャリパーは、青ボールと赤ボールの距離の計測に使用します。
正式には3種類の大きさのキャリパーを使い分けます。
一番大きな30cm計れるキャリパーよりも球の間の距離があればメジャーを使用します。
他にもボッチャの審判用具や細かい審判のルールはこちらを参照して下さい。
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ボッチャ審判用具とやり方と人数!
ボッチャの審判用具
ボッチャ競技のなかでも審判は大切な役割になります。
ボッチャの審判のやり方や進行の仕方は、ウォーミングアップといった練習から退場まで決まりがあります。
審判が必要な道具は指示板のパドルや計測器具のキャリパー、時間を計るストップウォッチなどが必要です。
ボッチャの審判人数
審判の人数は3人必要で、審判、線審、計時といった3人の人数で行います。
計時が使う用具にはストップウォッチや得点板が必要です。
計時は、ストップウォッチやタイマーなどを使い経過時間や得点を扱います。
線審は主にペナルティなどの違反行為に注力する役割です。
審判は、線審と計時の協力の下総合的に審査していきます。
簡単なルールから、審判のやり方、線審や計時の進行の仕方を含め時系列でこちらにまとめています。
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ボッチャルールの時間と同じ距離の場合は?健常者が参加するには?
ゲーム時間
ボッチャの制限時間は、1エンド当たりで決められています。
個人戦は4分~6分、ペア戦は7分など、障害の程度にもよりクラス分けされているので注意しましょう。
一試合に要する所要時間は約1時間です。
健常者や高齢者も参加
高齢者や健常者でも立位で戦うことができるのがボッチャのいいところです。
高齢者では、車椅子でも立ったままでもゲームができるのでレクリエーションとして遊ぶことができますよ。
本格的に、健常者がボッチャ競技に参加することもできますがルールが少し変わるので注意してくださいね。
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まとめ
障害者スポーツのボッチャルールは簡単ですよ。
ボッチャルールは子供からお年寄りまで簡単に遊ぶことができます。
ボッチャルールはどんな投げ方でも良いのでジャックボールに近づけるだけです。
簡単に見えて奥が深いゲームですので是非ボッチャの魅力を知って競い合ってみてくださいね。
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