ボッチャは、白いジャックボールを目標に、赤と青のボールを投げ、どちらがより近づけられるかを競うスポーツです。
ルールの基本は分かりやすく、1対1の個人戦、2対2のペア戦、3対3のチーム戦があります。
ボールは手で投げるだけでなく、足で蹴ったり、障がいに応じてランプを使って転がしたりすることもできます。
私も初めてボッチャという名前を聞いたときは、どのような競技なのかピンとこず、名前の響きがかわいいと思ったのが最初でした。
この記事では、ボッチャの基本ルール、試合の流れ、人数、投げ方、得点の数え方を初心者にも分かりやすく解説します。
公式大会にはクラスや種目ごとの競技規則があります。一方、体験会やレクリエーションでは、参加者に合わせてコートやルールを調整して楽しむこともできます。
この記事の公式競技に関する情報は、2026年8月14日に日本ボッチャ協会の競技規則を確認しています。
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ボッチャのルールからボール、ランプ、審判用具、クラス分けまで全体を知りたい方は、障がい者スポーツのボッチャとは?簡単なルールから用具まで解説をご覧ください。
ボッチャとは?ジャックボールに近づける競技
ボッチャは、重度の脳性麻痺や四肢の重い機能障がいがある人のために考案されたスポーツです。
現在は公式競技として行われるだけでなく、障がいの有無にかかわらず、子どもから高齢者まで参加できるレクリエーションとしても親しまれています。
試合では、目標となる白いジャックボールへ、赤と青のボールをそれぞれ近づけます。
カーリングと似ていると説明されることもありますが、ボッチャではボールを投げるだけでなく、ほかのボールに当てたり、ジャックボール自体を動かしたりできます。
一見すると簡単ですが、相手のボールを遠ざける、味方のボールを押して近づける、相手の進路をふさぐなど、戦術性の高い競技です。
体験会やレクリエーションでは、参加者に合わせてコートを小さくするなど、遊びやすい形に調整することもできます。
ボッチャの基本ルールと試合の流れ
公式競技で使用するコートは、長さ12.5m、幅6mです。
試合では、白いジャックボール1球と、赤・青のカラーボールを6球ずつ使用します。
ボッチャで使用するボール
ジャックボール:目標となる白いボール1球
赤いボール:6球
青いボール:6球
1エンドの進め方
- 先攻の赤サイドが、目標となるジャックボールを投げます。
- ジャックボールを投げた選手が、続けて最初の赤いボールを投げます。
- 後攻の青サイドが、青いボールを1球投げます。
- ジャックボールから遠い側が、次のボールを投げます。
- 遠い側は、相手よりジャックボールへ近づくか、持ち球がなくなるまで投球します。
- 赤と青が6球ずつ投げ終わったら、ジャックボールとの距離を確認して得点を決めます。
ここまでの一連の流れを、1エンドと呼びます。
常に赤と青が交互に1球ずつ投げるわけではなく、ジャックボールから遠い側が続けて投げることがポイントです。
赤と青の最も近いボールがジャックボールから同じ距離にある場合など、投球順の細かなルールは、ボッチャの制限時間とボールが同じ距離の場合のルールで紹介しています。
ボッチャの得点の数え方
赤と青のすべてのボールを投げ終えたら、ジャックボールに最も近いボールを確認します。
最も近いボールを投げた側が、そのエンドの得点を獲得します。
得点は、相手側の最も近いボールよりも、ジャックボールの近くにある自分側のボールの数です。
得点例
ジャックボールに最も近いボールが赤で、相手の最も近い青いボールより内側に赤いボールが2球あれば、赤に2点が入ります。
各エンドの得点を合計し、試合終了時に合計得点が多い側の勝ちです。
ジャックボールへ近づけるという基本は簡単ですが、相手のボールを押し出したり、別のボールに当てて位置を変えたりできるため、試合ではさまざまな作戦が生まれます。
ボッチャの人数|個人戦・ペア戦・チーム戦
ボッチャの公式競技には、個人戦、ペア戦、チーム戦があります。
| 種目 | 競技人数 | エンド数 | 1人が使用するカラーボール |
|---|---|---|---|
| 個人戦 | 1対1 | 4エンド | 6球 |
| ペア戦 | 2対2 | 4エンド | 3球 |
| チーム戦 | 3対3 | 6エンド | 2球 |
どの種目でも、1エンドに赤サイドと青サイドが使用するカラーボールは、それぞれ合計6球です。
障がいの状態やクラスによっては、選手を支えるスポーツアシスタントや、ランプを操作するランプオペレーターと一緒に競技します。
公式大会では、このほかに審判や計時などのスタッフが試合を進行します。
ボッチャの投げ方|手・足・ランプを使用できる
ボッチャでは、選手の障がいやクラスに応じて、さまざまな方法でボールを動かします。
- 手で上から投げる
- 手で下から投げる
- 床を転がすように投げる
- 足で蹴る
- ランプを使って転がす
ただし、公式競技であれば、どの選手も自由に好きな方法を選べるという意味ではありません。
クラスごとに使用できる補助具やアシスタントの条件が決められているため、その競技で適用される規則に従います。
身体の障がいによってボールを手や足で直接投球することが難しい選手は、ランプと呼ばれる勾配具を使用できます。
ランプを使う選手は、自分の意思で方向や角度を決め、必要に応じてランプオペレーターへ指示しながら投球します。
ボッチャのランプの役割や手作りするときの注意点は、ボッチャのランプは手作りできる?おすすめの素材と作り方で詳しく紹介しています。
まとめ|ボッチャの基本ルールを覚えて楽しもう
ボッチャは、赤と青のボールを白いジャックボールへ近づけ、得点を競うスポーツです。
基本となるポイントは、次のとおりです。
- 白いジャックボールを目標にする
- 赤と青がカラーボールを6球ずつ使用する
- ジャックボールから遠い側が次に投げる
- 相手の最も近いボールより内側にあるボールの数が得点になる
- 手・足・ランプなど、クラスに応じた方法で投球する
簡単に見えて、ボールの置き方や相手との駆け引きによって試合の流れが変わる、奥の深い競技です。
公式競技だけでなく、体験会やレクリエーションでも楽しめるので、まずはジャックボールへ近づける基本ルールからボッチャを体験してみてくださいね。


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