ボッチャボールの中には、主にプラスチックなどで作られた小さなペレットやビーズが入っています。
公式球の充填素材には条件があり、好きな材料を自由に入れられるわけではありません。
また、同じ重さや大きさのボールでも、表面素材や中身によって硬さと転がり方が異なります。
この記事では、ボッチャボールの中身と表面素材、硬いボールと柔らかいボールの違い、公式球の規定、レクリエーション用ボールを自作するときの調整方法を解説します。
この記事の公式規格は、2026年8月14日に日本ボッチャ協会競技規則2025–2028(v.1.0)で確認しています。大会へ出場する場合は、最新の競技規則と大会要項も確認してください。
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ボッチャボールの中身はペレットやビーズ

公式のボッチャボールには、均一な大きさのペレットやビーズが詰められています。
日本ボッチャ協会の競技規則では、充填素材として次のようなものが認められています。
- ポリエチレンなどのプラスチック
- プラスチックと同様の性質を持つ素材
- 天然の不活性物質
充填素材は、非導電性・非金属性・非磁性でなければなりません。
小さなペレットやビーズを使うことで、ボール全体の重さや形を整えながら、握ったときに変形する柔らかさを持たせています。
ボッチャボールの表面に使われる素材
ボッチャボールは、同じ大きさのパネルを均一に縫い合わせて球状に作られています。
表面には、次のような伸び縮みしにくい素材が使われます。
- ビニール
- ポリウレタン
- 皮革
- 合成皮革
- スウェード
- これらと同様の性質を持つ素材
表面素材の厚さや手触り、中に入っているペレットの量などによって、ボールを握ったときの感触や転がり方が変わります。
手に力が入りにくい選手にとっては、握ったり離したりしやすいかどうかも大切です。
ボッチャボールは硬さで転がり方が変わる
ボッチャボールには、比較的硬いものから柔らかいものまであります。
競技規則には硬さを直接示す数値基準はありませんが、公式大会ではロールテスト、目視検査、周長テスト、重量テストが行われます。
| ボールの硬さ | 主な特徴 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 硬め | 形が崩れにくく、比較的遠くまで転がりやすい | 相手のボールを押す、離れた位置を狙う |
| 中間 | 転がりや止まり方のバランスを取りやすい | さまざまな距離や作戦に使う |
| 柔らかめ | 床に触れる面が広くなり、その場に止まりやすい | ジャックボールの近くへ置く、狭い場所を狙う |
実際の転がり方は、ボールの硬さだけでなく、表面素材、床の状態、投げる強さや角度によっても変わります。
硬いボールと柔らかいボールを作戦に合わせて使い分けられることも、ボッチャの奥深さです。
公式球の硬さを自分で改造してはいけない
日本ボッチャ協会が主催・公認する選手権大会では、ワールドボッチャ公認メーカーのボールを使用します。
選手は条件を満たした自分のボールを持ち込めますが、メーカーが提供した元の状態と異なる改造は認められません。
硬さを変えるために縫い目を開き、中のペレットを自由に増減したり、表面や中身を別の素材へ変えたりすることはできません。
表面に物質を塗る、ステッカーを貼る、ボールの質感を変えるように削るといった加工も禁止されています。
競技用のマイボールは自作するものではなく、公認メーカーが用意したボールから、自分の投球方法や作戦に合う硬さ・転がり方のものを選びます。
試合前のボールチェックで不適格になったボールは没収され、その試合では使用できません。
ボッチャボールの重さと大きさ
ボッチャボールは、硬さや中身だけでなく、重さと周長にも公式基準があります。
公式規格は、重さ275g±12g、周長270mm±8mmです。
重さ・大きさの規格や公式球と代用品の違いについては、ボッチャボールの重さと大きさは?公式規格・代用品・自作を解説で詳しく紹介しています。
レクリエーション用の自作ボールは中身を調整できる
家庭や学校、高齢者施設などで楽しむレクリエーション用のボールなら、身近な材料で自作できます。
中身には、プラスチックペレットのほか、米や豆などを使う方法があります。
中身を多くすると硬くなりやすく、少なくすると柔らかくなります。実際に投げながら、握りやすさや転がり方を確認して調整しましょう。
ただし、中身に食品を使うと湿気や虫の影響を受ける可能性があります。長期間保管する場合は、材料と保管場所に注意が必要です。
私も100均の風船や身近な材料を使って、ボッチャボールを自作しました。
材料、重さの調整、作り方を写真付きで紹介しているので、実際に作ってみたい方はボッチャボールを100均の材料で手作り!玉の大きさ重さと作り方をご覧ください。
手作りボールは公式大会では使用できません。完成後は中身がこぼれないことや、硬い部分が外へ出ていないことを確認し、安全に楽しみましょう。
まとめ
ボッチャボールの中には、プラスチックなどで作られた均一な大きさのペレットやビーズが入っています。
表面素材や中身によってボールの硬さが変わり、硬めのボールは比較的転がりやすく、柔らかいボールはその場に止まりやすい特徴があります。
公式大会では公認メーカーのボールを使用し、硬さを変えるための改造はできません。
家庭や体験会で使うボールなら、身近な材料で中身や硬さを調整しながら手作りできます。
公式球とレクリエーション用の自作球の違いを知り、目的に合ったボッチャボールを選びましょう。


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