「タイヨウのうた」日本映画は、色素性乾皮症の少女と彼女と出会った少年との純愛を描いた映画ですが、映画を観た人や興味を持った人から実話なの?という問い合わせが多いようです。
また、映画と同時期にタイヨウのうたはテレビドラマでも放送されましたが、ストーリーが少し違うのでドラマが実話なのかと話題です。
タイヨウのうたのキャストはドラマと映画では全く違い、主題歌や挿入歌も話題になりました。
映画やドラマのキャスト一覧、ネタバレ含めてあらすじと主題歌について紹介します。
タイヨウのうたの映画は実話?
タイヨウのうたの映画は実話でありそうですが、香港映画のリメイク版かつ脚本家のオリジナルのためフィクションです。
2006年にシンガーソングライターのYUIが女優デビューした作品でもあります。
タイヨウのうたの内容を知らない人に、あらすじをご紹介します。
16歳の少女「雨音薫(あまねかおる)」は、太陽の紫外線を大量に当たると、遺伝子が損傷を受け細胞が死に、皮膚がんなどが発生してしまうという色素性乾皮症という難病を患っています。
そのため、日中は外に出ることができず、日が暮れてから活動を始め、日中は眠るという一般の人とは逆の生活をしていました。
そんな薫は、朝日が昇る前に窓から外を眺め、目の前のバス停にバイクを停めていつも立っている、サーフボードを抱えた名前も知らない少年「藤代孝治」の姿を見て眠りにつくのが毎日の習慣でした。
薫は夜の公園で、毎日のようにストリートライブをしていますが、偶然孝治が通りかかります。
あわてて薫が追いかけて、話かけたことから二人の恋が始まります。
付き合っていくうちに、どんどん薫に惹かれた孝治は、愛を告白し薫もOKをします。
孝治は喜びのあまり、薫に日の出を見せたくてバイクに乗せて海岸へ走ります。
日の出まであと10分になったころ、薫はすぐに帰りたいと訴え、理由がわからないまま孝治は薫を家に送ります。
何とか太陽が昇る前に家に着いた二人でしたが、その時に孝治は薫の病気のことを知るのでした。
孝治との付き合いを知った両親に大反対され、孝治にもう会わないとも告げた薫はストリートライブも止め、無気力な毎日を送っていました。
見かねた両親に声をかけられ孝治は再び薫と会い、薫の歌をCDにすることを提案します。
薫は一生懸命に歌を作ろうとしますが、病気が進行しやがては死に至るかもしれない状態になってしまいます。
孝治や両親に励まされ、レコーディングを終えた薫は満足でした。
ある日薫は海辺で日除けの防護服を着て、両親とともにサーフィンをする孝治を眺めてうれしそうに笑っていました。
しばらくしたある日、薫はひまわりに包まれて天国へ旅たちました。
そして薫の歌は、日本中に拡がって行きました。
このように難病と人と健常者の純愛と死を描いた映画ですが、内容は実話ではありません。
1993年の香港映画「つきせぬ想い」のリメイク版として、この映画を原案とした脚本家「坂東賢治」の書き下ろしのオリジナルストーリーです。
この「タイヨウのうた」は2018年に、ハリウッドでも「ミッドナイト・サン~タイヨウのうた~」としてリメイク公開されています。
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タイヨウのうたのドラマも実話ではなくフィクション
タイヨウのうたのテレビドラマ版も、結論から言うと実話ではありません。
2006年にTBS系列金曜日の22時から放送されたものがドラマ版「タイヨウのうた」です。
番組の予告の前に
「このドラマはフィクションです。雨音薫はXP(色素性乾皮症)患者という設定ですが、XPの実際の症例と異なる点がございます。」
とのテロップが流れています。
また、映画版と設定が変更になっているものがあります。
映画では孝治は高校生でしたが、ドラマでは19歳の無職の青年になっています。
また薫がギターを始めたのが、孝治のギターを拾ったのがきっかけですが、映画ではこの設定はありません。
難病の女性と健常者との純愛ですが、キャストの内容を少し変えています。
タイヨウの歌のキャスト一覧
映画版タイヨウのうたのキャストと主題歌・挿入歌
雨音薫をYUI(シンガーソングライター)、藤代孝治を塚本高史が演じています。
両親は岸谷五郎と麻木久仁子です。
YUIが作詞作曲した主題歌「good by day」を「YUI for 雨音薫」として歌い、YUIの5作目のシングルです。
ドラマ版タイヨウのうたのキャスト一覧と主題歌
- 雨音薫・・・沢尻エリカ
- 藤代孝治・・・山田孝之
- 雨音由紀・・・黒田知永子(薫の母)
- 雨音謙・・・勝村政信(薫の父)
- 榎戸真一・・・山本圭(薫の主治医)
- 松前美咲・・・佐藤めぐみ(薫の唯一の親友で相談相手)
主題歌は「Invitation」歌い手は柴咲コウ(作詞:柴咲コウ、作曲:Jin Nakamura)柴咲コウの10枚目のシングル。
テレビドラマでは、主演の沢尻エリカが挿入歌として歌った「タイヨウのうた」が放映当時大ヒットしました。
沢尻エリカが歌手としてのデビュー作でもあるシンガー名が、このKaoru Amane(沢尻エリカ)「タイヨウのうた」(作詞・作曲は白鳥マイカ)です。
まとめ
タイヨウのうた は映画も実話ではなく、タイヨウのうたのドラマ版も内容は少し違いますがどちらもフィクションです。
またキャストも映画とドラマでは、まったく異なる俳優が演じています。
映画とドラマはともに話題作となり、歌われていた「タイヨウのうた」も大ヒットしました。
いずれの作品もおすすめですので、ぜひご覧くださいね。
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