映画『抱きしめたい-真実の物語-』には、北川景子さん演じる主人公・つかさがボッチャをする場面が登場します。
ボッチャを知らなかった人が、映画をきっかけに「このスポーツは何だろう?」と興味を持つこともあるのではないでしょうか。
私もこの映画を観て、恋愛物語の中にボッチャが自然に登場していることが印象に残りました。
『抱きしめたい-真実の物語-』は、交通事故の後遺症により車椅子で生活する女性・つかさと、タクシードライバーの雅己との恋愛を描いた作品です。
この記事では、映画の中でボッチャがどのように登場するのか、作品のあらすじや主なキャストとあわせて紹介します。
ボッチャそのもののルールや得点方法を知りたい方は、ボッチャのルールや道具を紹介した記事からどうぞ。
映画『抱きしめたい-真実の物語-』にボッチャが登場
『抱きしめたい-真実の物語-』は、北川景子さんと錦戸亮さんが主演し、2014年に公開された映画です。
北海道放送(HBC)のドキュメンタリー『記憶障害の花嫁-最期のほほえみ-』で紹介された実話をもとに制作されています。
北川景子さんが演じる山本つかさは、高校時代の交通事故によって左半身の麻痺と記憶障害が残り、車椅子で生活している女性です。
劇中では、つかさがボッチャに取り組む姿が描かれています。
一方、錦戸亮さん演じる小柳雅己は、バスケットボールを続けているタクシードライバーです。
体育館でそれぞれのスポーツをしていた二人が出会い、その後の物語へとつながっていきます。
ボッチャが単なる説明のために登場するのではなく、主人公の日常の一部として描かれているところも、この作品で印象に残るところでした。
北川景子さん演じるつかさが取り組むボッチャとは

ボッチャは、白いジャックボール(目標球)に、赤と青のボールをどれだけ近づけられるかを競うスポーツです。
投げるだけでなく、選手によっては足で蹴ったり、ランプと呼ばれる投球補助具を使ったりしてプレーします。
パラリンピックの正式競技では、障害が競技動作に与える影響によってBC1・BC2・BC3・BC4にクラス分けされます。
一方、ボッチャそのものはパラリンピック選手だけのスポーツではありません。
日本ボッチャ協会も、年齢・性別・障害の有無にかかわらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツとして紹介しています。
学校や地域のイベント、体験会などでも行われているので、映画を見て興味を持った人が実際に体験することもできます。
パラリンピックなどの競技で使われるBC1・BC2・BC3・BC4の違いについては、ボッチャのクラス分けを解説した記事で詳しく紹介しています。
『抱きしめたい-真実の物語-』の主なキャスト
映画の主な登場人物は次のとおりです。
- 山本つかさ/北川景子さん:交通事故の後遺症があり、車椅子で生活する女性。ボッチャに取り組んでいる
- 小柳雅己/錦戸亮さん:タクシードライバー。バスケットボールを続けている
- 屯田/上地雄輔さん:雅己の同僚
- 夏海/平山あやさん:つかさの友人
監督は塩田明彦さんです。
『抱きしめたい-真実の物語-』のあらすじ
ここからは物語の内容に少し触れます。
結末を知らずに映画を観たい方は、この見出しを飛ばしてください。
高校時代の交通事故から生還したつかさは、左半身の麻痺と記憶障害がありながら、自分らしい生活を送っています。
そんなつかさと出会ったのが、タクシードライバーの雅己です。
二人は次第に惹かれ合いますが、つかさの身体や記憶の障害、周囲からの反対など、さまざまな壁に直面します。
それでも二人は一緒に生きることを選び、結婚して新しい家族を迎えます。
しかし、その先には二人にとって大きな出来事が待っています。
実話をもとにした作品であることもあり、恋愛だけではなく、家族や周囲の人との関係、生きることについて考えさせられる映画でした。
映画をきっかけにボッチャを知るのもいい
ボッチャというと、パラリンピックで初めて見たという人が多いかもしれません。
でも『抱きしめたい-真実の物語-』のように、映画の中で偶然目にして知ることもあります。
私がこの作品でいいなと思ったのは、ボッチャが「障害について説明するための道具」としてではなく、つかさが取り組んでいるスポーツとして登場しているところです。
実際のボッチャも、一見すると白いボールへ赤と青のボールを近づけるだけのシンプルな競技に見えます。
ところが、相手のボールを弾いたり、ジャックボールを動かしたり、次の投球を考えてあえて別の場所へ置いたりと、試合ではさまざまな戦術が使われます。
映画を見て「ボッチャって何だろう?」と思ったことが、競技を知る最初のきっかけになってもいいと思います。
ボッチャをもっと知りたい方は、ボッチャのルール・道具・楽しみ方をまとめたページも参考にしてください。
まとめ
映画『抱きしめたい-真実の物語-』では、北川景子さん演じる主人公・つかさがボッチャに取り組む姿が描かれています。
作品の中心は、つかさと雅己の恋愛や家族の物語ですが、その日常の中にボッチャというスポーツが登場します。
私はこの映画を観て、映画やドラマの中にスポーツが自然に描かれることも、その競技を知る一つの入口になるんだなと思いました。
ボッチャは競技として奥が深い一方、年齢や障害の有無に関係なく一緒に楽しむこともできます。
映画をきっかけに興味を持った方は、ぜひルールや実際の試合も見てみてください。
このほかにも車椅子を利用する人物が登場する映画について、車椅子が登場する映画を紹介した記事でまとめています。


コメント