ホームエレベーターを車椅子利用で設置する場合のサイズを考える前に諸条件(家の構造・費用・建築可能など)がクリアされている家が前提です。
その上でホームエレベーター設置するときに、どのサイズのエレベーターにするのかは重大な検討事項で特に悩むところです。
小さい一人乗りサイズのホームエレベーターでも良いかなと考えても、車椅子が利用できる最小サイズはどの位のサイズか?
ホームエレベーターを最小サイズするとどんな問題がありどんなタイプがいいのについて紹介します。
ホームエレベーターに車椅子で乗るにはサイズは?箱サイズと車椅子サイズ
ホームエレベーターを車椅子利用目的では設置する場合のサイズの適性は3人用が目安です。
家庭用エレベーターは、定員、利用階数、縦長・横長タイプ、車椅子利用の不可などにより種類が分かれます。
一般的に定員2~3人乗り、利用階数2~3階が標準と言われています。
カタログを見ると、最小(2人用またはゆとりの1人用と表示)の箱サイズでは0.65m×0.65m、0.77m×0.67mがありました。
サイズとしては、これら程度が最小です。
車椅子の最大寸法は、手動(自走)車椅子・電動車椅子ともに幅0.70m以下、長さ1.20m以下です。
実際には幅0.6m~0.7m、長さは0.95m~1.1mが平均的です。
ホームエレベーター一人乗りで車椅子はいけるのか?
ホームエレベーターと車椅子の寸法を比較すると、一人乗りと表示されている箱サイズには車椅子は入らないので、車椅子は利用できません。
定員からエレベーターのサイズを探すよりも、車椅子が利用可能なタイプから最小サイズを選ぶことをおすすめします。
バリアフリー、最近ではフロアフリーの考えから、最初から車椅子利用を前提とした2~3人乗りサイズの商品は豊富にありますよ。
それらの中からサイズを選んでくださいね。
ホームエレベーターに車椅子で最小にしようと思っても
ホームエレベーターで車椅子を利用するときも最小限のサイズや大きさにしたいですよね。
狭いスペースでは出入りに時間がかり、中で身動きできなくなったり、ドアに挟まったりする恐れもあります。
ホームエレベーターとは関係ありませんが、施設で1人用エレベーターに車椅子で乗った時、車椅子用ではないエレベーターに前から乗って出られなくなったことがありますので注意してくださいね。
そういう経験があるからこそ車椅子に乗りながらエレベーターの操作ができるか、介助の人も一緒に乗ることができるかも重要だと言い切れます。
せっかくホームエレベーターを設置しても、車椅子での使い勝手が悪ければ、何にもなりません。
専門業者と車椅子での操作方法や、動線に配慮した設置スペースはどの程度必要かなどをしっかり相談してくださいね。
現在は車椅子が必要無くても、将来に備えて設置したいと考えている人は、車椅子での利用方法についても検討が必要です。
車椅子が入ればそれでOKというものではありません。
安全設計とはいえエレベーターも機械ですから、絶対安全ということはありませんが便利なフロアフリー生活になることは間違いありません。
まとめ
ホームエレベーターを車椅子利用目的で設置する場合、最小サイズの一人乗りタイプでは車椅子で乗ることができません。
車椅子を利用するには、ある程度のホームエレベーターの広さは必要となり、その目安は三人乗りです。
ホームエレベーターも高価なものなので後で後悔するようなことが無いように、車椅子での利用が楽にできるサイズを設置したほうが安心で安全です。
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