車椅子用のエレベーターを家庭用に設置したい場合、普通の小型のエレベーターというわけにはいかないです。
車椅子が入る大きさのエレベーターとなると自宅の広さも必要になってきます。
家庭用エレベーターを今ある自宅に後付けすることで、車椅子利用者が一人でも1階と2階を自由に出入りできることができるといいですよね。
その家庭用エレベーターを付けるにあたり、考えなければならないことや、何が必要なのか、どのような注意点があるのかを説明します。
車椅子で乗れるエレベーターを家庭用に付けるとなると?
車椅子が入れるエレベーターで家庭用を付ける場合、主に気になるのは次の点です。
後付けで設置できる建物か
現在の自宅の構造(木造、鉄骨・RC造など)によって家庭用エレベーターが後付けできるかどうかの判断が必要です。
建物の強度やエレベーターを設置できる間取りが必要なので、専門家に相談しなければなりません。
また現在の住宅が建築基準法に適合していることが必要です。
最近はバリアフリーを越えたフロアフリーの時代と言われています。
会社にもよりますが畳一畳分あれば設置できるとも言われていますよ。
設置にかかる費用
新築の場合は、最初からエレベーターを付ける設計をすればよいですが、後付けの場合は改造費用によって大きく費用は変わります。
維持費・電気代など
特殊な機械なので、法定点検やメンテナンス、電気代がかかります。
耐久年数
一般的に25年から30年と言われますが、耐久年度を超えたころに新設や撤去などの検討が必要です。
車椅子用のエレベーターを自宅に付けるとなると何が必要?
車椅子用のエレベーターを自宅に設置することになれば、小型でも広めの車椅子タイプのエレベーターが必要です。
利用階数が1~2階、3階と階数が増えると当然費用も大きく変わります。
エレベーターは一般的にかかる費用には次のものがあります。
設置費用
この他に住宅のリフォーム代が別途かかります。
確認申請
増改築が10㎡以上を超えると確認申請が必要で、10万円程度が必要です。
電気代
月400円~600円、以外と安いですね。
メンテナンス
年1~2回の保守点検などのメンテナンスで、年4万円~6万円です。
これらの費用の外に、部品交換代や固定資産税の増加(約2万円)があります。
家庭用エレベーターを後付けするなら
家庭用エレベーターは後付けしても費用は安いものではありません。
車椅子が入るエレベーター本体など初期費用や年間維持費など費用面の他に、エレベーターを付ける理由や、どのように利用したいかなどをイメージして、専門業者と十分検討する必要があります。
信用と実績のある業者を数社選んで、費用等の見積もりを依頼することをおすすめします。
代表的な2社のリンクを貼っておきますのでこちらでイメージが出来ると思いますのでリフォーム実績などを参考にしてみてくださいね。
まとめ
車椅子が乗れるエレベーターでも家庭用は、自宅にあるととても便利ですが、費用面の他に色々制限があるようです。
新築の場合は車椅子が入れるエレベーターを自宅に最初から設置して考えることができるので計画が立てやすいですよね。
しかし現在の自宅に家庭用エレベーターを後付けする場合、それぞれ前もって専門業者と資金や計画検討をしっかり検討して、使用者の使いやすい自宅を目指しましょう。
コメント