家で車椅子を使うときは身幅と廊下での回転や曲がり角を考える

廊下 選び方・買い方

家用の車椅子を購入したり、レンタルしたりする場合に気をつけたいのは幅です。

その気をつけたい幅には2つあり、ひとつは車椅子の幅そして廊下の幅を確認しましょう。

屋内で車椅子を使う場合は廊下の幅より車椅子の幅がコンパクトでないとダメなことは分かると思います。

しかし廊下は直線だけとは限りませんよね。

車椅子と廊下の幅は回転することも考えておく必要があります。

廊下の幅や車椅子が回転するためのスペースなど、基本的な寸法の考え方があるので、実際に家に住む人、車椅子を使用する人も一緒に建築計画に参加して検討しましょう。

バリアフリーで車椅子を使用するときの、基本的な寸法についての考え方をご紹介します。

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家で車椅子使用なら幅はどこまでと考える?

家の中で車椅子を使うときは廊下幅の寸法については、次の考え方が基本になります。

廊下の幅から考える

・幅80㎝・・・車椅子で通過できる寸法として最低ラインです。
・幅90㎝・・・車椅子で通過しやすく、通路としても通過できる寸法です。
・幅120㎝・・・人が横向きになることで、車椅子使用者とすれ違うことができる寸法です。
・幅140㎝・・・車椅子使用者が、180°の方向転換ができる寸法です。
・幅150㎝・・・車椅子使用者が回転できる寸法です。
・幅180㎝・・・車椅子でも回転しやすく、車椅子同士がすれ違うことができる寸法です。

寸法の考え方から、車椅子を使用する場合は90㎝以上あると通過しやすい幅となります。

車椅子の幅から考える

車椅子自体の幅(寸法)は、一般建築のJIS(日本工業規格)規格とISO(国際標準化機構)で決まっています。

手動車椅子(自走式車椅子・介助式車椅子)70㎝以下電動車椅子(自操式車椅子・介助式車椅子)70㎝以下です。

車椅子の種類によってこれに限りませんが、一般的な車椅子の幅になります。

最近ではコンパクトでスリムな車椅子が増えています。

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自走式車椅子は後輪タイヤが大きく横に出っ張っているため見たままでも幅をとりますが、車椅子に人が乗ります。

自力で漕げる人なら後輪タイヤの外側についているハンドリムで操作するため、さらに幅が必要になること。

介助式車椅子になると後輪タイヤも小さく車体の下に入る作りにできるためグンと幅が縮まります。

しかし、車椅子の幅のなかに腕を入れておくわけにはいきません、アームサポート(肘置き)の上に手を置き肘は車椅子の幅から出てしまいます。

そのことも考慮すると10cm~15cmは大きく感じると考えておきましょう。

メーカー努力によってコンパクトで軽量な車椅子が増えてきているので、家の廊下の幅に合わせた車椅子の購入やレンタルを検討してくださいね。

車椅子で廊下の有効幅を考える

車椅子で廊下の有効幅を考えておきましょう。

有効幅とは、廊下で言えば壁の内側から内側を測る寸法で、内法とも言います。

前述しましたが、車椅子の幅はJIS規格で、手動は63㎝以下、電動は70㎝以下と決められているので、当然有効幅は廊下であれば車椅子が通行できる幅以上になります。

車椅子幅63㎝であれば、直進のみの場合の有効幅は10㎝~15㎝の余裕をとって廊下の幅は75~80㎝と言ってよいでしょう。

ただし、車椅子が直進だけではなく直角に曲がる場合は、自動車のようにカーブを描いて曲がります。

廊下幅が80㎝なら角がぶつかる恐れがあり、介助式車椅子を押す場合などは曲がるときに後輪タイヤを持ち上げて操作しなければならないという危険な介助になります。

自走式車椅子を自身で操作し自由自在にできる人ならいいですが、車椅子を押して貰って介助者に操作をしてもらう人の場合にはもっと広い空間が必要になります。

そのため、使用者や介助者にとってストレスなく通行でき、曲がることができるのを考えると、有効幅としては90㎝以上を考えたほうが良いでしょう。

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車椅子で廊下の有効幅は回転や曲がり角も考える

車椅子を廊下で使う場合、廊下の幅や車椅子の幅だけではなく回転すること、曲がることもしっかり考えておきましょう。

家の廊下の幅や曲がり角だけではなく、車椅子で廊下を行き来する場合、転回するするスペースがあれば問題ありませんが回転して方向転換することを見落としがちです。

手動式車椅子(自走式車椅子・介助式車椅子)自体の一般的な寸法は、幅約63㎝、奥行約105㎝あります。

廊下を直進や曲がる以外に回転(方向転換)することがある場合は、さらに大きなスペースが必要となります。

バリアフリーで自由に360°回転する場合は、150㎝×150㎝のスペースを目安としています。

また180°の方向転換の場合は、最低140㎝です。

幅90㎝の廊下では回転や方向転換ができないので、最低でも140㎝、余裕を考えると150㎝のスペースを必要とします。

車椅子で部屋やお手洗いなどに入ることができ、そこで方向転換ができれば廊下の幅がそこまで必要になりません。

もしも廊下の幅が狭くて転回出来ない場合は、使用する部屋で転回、そういった部屋がなければ廊下際の部屋の入口一部を段差解消アイテムなどで車椅子が入れるようにして転回スペースを確保すれば大丈夫です。

また、入るところが畳や絨毯、カーペットなどの部屋ですと後輪タイヤが埋もれて重くなり押しづらくなります。

そのうえ、畳やカーペットや絨毯が傷付くので150cm×150cm以上のウッドカーペットやフローリングマットなどを敷くと安心ですよ。

まとめ

家のなかで車椅子を使うようになれば車椅子の幅と廊下や入口の幅を考える必要があります。

車椅子と廊下の幅だけで考えるのでは無く、車椅子に人が乗るということを忘れずに考えてくださいね。

車椅子使用の廊下有効幅は回転までしっかり考えて廊下や車椅子の幅を検討して車椅子走行にストレスのないようにしてくださいね。

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