車椅子を室内から乗り換えることもなく外出するときに屋外から帰ってきたときタイヤを拭くのが困ります。
車椅子のタイヤ拭きをしないと部屋の中の床などが汚れてしまいます。
車椅子のタイヤを拭かなければならないという手間が増えるため家族や介護者に悪いと思い外出を控える人も多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。車椅子のタイヤの拭き方は慣れれば簡単(とはいえ面倒ですが)少しでも介護者の負担を少なくする屋外から帰ったときのタイヤ拭きの拭き方について紹介します。
車椅子で室内タイヤで屋外にも行く場合
車椅子を室内と屋外で兼用して使うときは、車椅子のタイヤは屋外で色々な物を踏んでしまい、そのまま室内に入ると土足で入るのと同じ状態になってしまいます。
室内が外国と同じように靴を履いたまま利用できる場所ならいいですが、ほとんどの家は土足の状態で生活していません。
はっきり言って、病院や公共施設でもどんなウイルスや菌があるかもしれず、犬のフンなどを踏んだら大変なショックを受けてしまいますよね。
日本では室内に入ると靴を脱ぐ生活なので、車椅子で屋外へ出かけたあとに家の中に入るときは衛生上注意が必要です。
車椅子のタイヤ拭きは外から家に帰った時
車椅子のタイヤ拭きは、靴と違い履き替える(付け替える)訳にはいかないので衛生面を考えると、屋外へ行ってきた車椅子のタイヤの汚れを落とすタイミングは、家に帰ってきて玄関から上がるときです。
車椅子のタイヤの汚れを落とす場所は、家の近くの屋外から玄関までの間になります。
家の中に外出してきた車椅子のタイヤで上がり込むには、特に雨の日など目に見えて汚れが分かるので車椅子のタイヤで室内を汚すのが気になります。
車椅子のタイヤを拭くことができない場合は、室内用の車椅子と屋外用の車椅子と二種類あるとよいですが、二台持つというのも移乗が大変であったり、2台持つこと自体大変です。
保管場所にも困りますよね。
車椅子のタイヤの拭き方
車椅子タイヤの拭き方には、つぎのものがあります。
雑巾でタイヤを拭く
車椅子のタイヤ(キャスター含む)を雑巾で一つずつ拭いていくという一般的な方法です。
雑巾の汚れがひどければ、使い捨てできるような雑巾をあらかじめ使いそのまま捨てます。
雑巾の他にペットの手足拭き用のウェットティッシュや除菌ウェットシートなどで拭く方法もあります。
水バケツとブラシで拭く
車椅子タイヤをバケツに水を入れ、洗車ブラシなどでタイヤをこすって洗い、雑巾やタオルで拭きます。
いらないタオルがあれば、その上でタイヤを一回りさせ水気を拭くこともできます。
ただし、かなりタイヤを浮かせなければ出来ないので車椅子に人が乗ったままは危険が伴います。
車椅子利用者には車椅子で一旦家の中に入って貰い仮のイスなどに座らせてか洗う必要があるかもしれないので効率的ではありません。
メンテナンスローラーを使う
車椅子のタイヤ拭きのために玄関などにメンテナンスローラーを置いておきます。(できれば2個)
外出先から車椅子で帰ってきたらメンテナンスローラーに車椅子ごと乗ります。
後輪タイヤがくるくる空周りするので、両タイヤを雑巾や洗剤などを浸み込ませた布などで拭きます。
ローラーからは自力で脱出できないので、家族に介助を頼むか反動をつけて自分で脱出します。
タイヤ拭きジャッキを使う
車椅子を持ち上げるジャッキを使い、タイヤを浮き上がらせてタオルなどで拭きます。
ジャッキには、色々な製品があります。
また室内に入る前にタイヤを拭いて、さらに汚れない様に車輪カバーを付ける方が多いようです。
車椅子タイヤを拭いた後でなくても、フローリングなどの室内にタイヤの擦れや音、ちょっとした汚れを防ぐためには有効ですよ。
中には屋外から帰ったときにタイヤを洗わないまま、車輪カバーを付けてすぐに室内で車椅子を乗る方もいます。
まとめ
車椅子を屋外で使用した後は、室内へ入る前にタイヤを拭きましょう。
衛生的にも車椅子のタイヤの拭きはしておくにこしたことはありません。
車椅子のタイヤの拭き方は色々あるので、自分の環境に合わせた方法でタイヤ拭きを行ってください。
タイヤ拭きを行ったあとは、手も洗いましょうね。
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