障害者スポーツでも人気の「ボッチャ」とは?
簡単にみえて奥の深いボッチャ競技は名前を知らない方も多いかも知れないですが、パラリンピックの種目でもある人気のパラスポーツなのです。
パラリンピックの22競技種目のうちでもボッチャは、代表的なバトミントン、サッカー、バスケット、テニスなどオリンピック競技種目にもあるパラスポーツとは違いどんなスポーツかを知って欲しい!
ボッチャと聞いて私は最初ピンとこなくて、ボッチャという名前が可愛いと思ったくらいでした。
パラスポーツのボッチャは簡単に誰でも出来るスポーツなので障害者はもちろん、高齢者でも参加出来きるのがボッチャのいいところで人気の理由です。
ここではボッチャとは簡単にどんなスポーツなのか、ボッチャのルールやゲームの人数、またボールの投げ方をはじめ、特徴などをわかりやすく解説いたします。
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▼その他ボッチャの基本ルールから手作りの用具まで▼
障害者スポーツのボッチャルールは簡単!ジャックボールに近づけるだけ!
ボッチャとは簡単に説明するとカーリングに似てる?
ボッチャとは、簡単に説明すると重度の脳性麻痺者や四肢重度機能障害者が行うスポーツとして考案されたパラスポーツです。
ボッチャを簡単に説明すると最近有名になったカーリングに似たものです。
決められたコートの中で競技者が決められた位置からジャックボールという目標のボールに向けてボールを投げて、そのジャックボールに自分のボールをどれだけ近づけられるかを競います。
目標の場所に近づけることを競い、自分の持ちボールがどれだけ多いかということで、氷上で行うカーリングと似ているので、「地上のカーリング」とも呼ばれています。
ヨーロッパで生まれたボッチャは、どんな人でも参加することができますよ。
#いちご一会とちぎ国体 まで475日!
昨日のイベントでは、たくさんの人に #ボッチャ 体験していただきました♪
これからも盛り上げていきます!#いちご一会とちぎ大会#那須塩原市#サトウヒロコ さんの歌、CDと一緒だった! pic.twitter.com/lVzqcrL2gr
— いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会那須塩原市実行委員会 (@kokutai_ns) June 13, 2021
このように、実際のボッチャコートを縮小して子供たちやお年寄りもボッチャをゲーム感覚で楽しむことができるのも人気の秘訣ですね!
ボッチャのルールと人数
ボッチャのルールを簡単に分かりやすく説明しますね。
ボッチャのルール
コートの大きさ・・・幅6m、長さ12mです。
まずは、コートの大きさですが、通常のバドミントンのコートの大きさと同じです。
ただ、向かい合って競技はしません。
同じ方向を向いて(カーリングと同じ要領)ボールを投げ合います。
投げる球数・・・ジャックボール(目標の白球)に向けて、先行は赤、後攻は青のボールをそれぞれ6球ずつ投げます。
投げる順番
- 最初に先行赤の選手がジャックボールを投げて、続けて赤ボールを投げます。次に後攻青が青ボールを投げます。
- 青が赤よりもジャックボールに近い場合は赤に交代、遠い場合は赤よりもジャックボールに近くなるまで青が続けて投げます。相手よりもジャックボールに近づかないと交代できません。
- 最終的に両チームが持ち球を全部投げ終わった時点で、ジャックボールに近い球のチームがエンドの勝利者で点数が入ります。
1~3で1エンドと言います。
得点・・・勝ったチームには、負けたチームのジャックボールに一番近い球より、近い球1個につき1点とカウントします。
勝敗・・・公式戦では4~6エンドを行い、全エンドが終わって合計点数が多い方が勝ちとなります。
BOCCIA BASE TOKYOさんの練習に参加させていただきました!
久しぶりのボッチャ。
楽しかったです。
改めてボッチャおもれぇ。
ボもれぇ。#ボッチャ #パラスポーツ #パラリンピック #パラスポーツ芸人 #boccia #Tokyo2020 #paralympic pic.twitter.com/GI4Ooo501O
— イダリアン(パラスポーツ芸人) (@aikurushiiida) June 6, 2021
ボッチャは自分のボールが標的球のジャックボールに近い方が勝ち。という簡単なルールですが、意外にも奥が深いので楽しいですよ!
ボッチャのゲーム人数
1対1の個人戦、2対2のペア戦、3対3のチーム戦があります。
その他にボッチャ競技で必要な人数は、自己投球が出来ない競技をする人をサポートするアシスタントが必要です。
審判や、計測する人なども必要になってきます。
ボッチャルールの投げ方いろいろ
ボッチャのルールとして特徴的なのは投げ方です。
ボッチャのボールの投げ方は、どんな投げ方でもオールオッケー。
手を使って上や下から直接投げるのはもちろん、ボールを投げることが出来ない人なら高低差を利用した勾配用具を使って転がしても弾いても、足で蹴飛ばしてもOKです。
身体の障害によってボールを直接投げることができない場合は、ランプス(勾配具)やヘッドポインタなどの補助具を使用して競技に参加することが可能です。
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ボッチャの制限時間とボールが同じ距離の場合のルール
まとめ
ボッチャとは簡単に参加出来るスポーツでしょう?
ボッチャのルールも分かりやすく人数を揃える必要もありません。
ボッチャルールの特徴でもある投げ方の自由さが、車椅子に乗っていても乗っていなくても身体が不自由な人、筋力が弱った高齢者にもおすすめのスポーツです。
簡単で手軽にプレーできるので、障害の有る人、無い人に関わらずボッチャ愛好者が増えています。
障害者と健常者が一緒に競い合えるので、ぜひ体験してほしいスポーツです。
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