ボッチャボールの公式規格は、重さ275g±12g、周長270mm±8mmです。
重さに直すと263~287g、周長は262~278mmの範囲になります。
公式戦で使用するボールにはメーカーや状態などの条件がありますが、体験会やレクリエーションなら、テニスボールやお手玉、身近な材料で作ったボールでも楽しめます。
この記事では、ボッチャボールの重さと大きさ、1セットの個数、材質や中身、公式球と代用品・自作ボールの違いを解説します。
この記事の公式規格は、2026年8月14日に日本ボッチャ協会競技規則2025–2028(v.1.0)で確認しています。大会へ出場する場合は、最新の競技規則と大会要項も確認してください。
Pick Up
ボッチャの基本ルールから用具、クラス分けまでまとめて知りたい方は、障がい者スポーツのボッチャとは?簡単なルールから用具まで解説をご覧ください。
ボッチャボールの重さと大きさ
日本ボッチャ協会が主催・公認する選手権大会では、ボッチャボールの重さと周長に基準があります。
| 項目 | 公式規格 | 使用できる範囲 |
|---|---|---|
| 重さ | 275g±12g | 263~287g |
| 周長 | 270mm±8mm | 262~278mm |
ボールの大きさは、直径ではなく周囲を一周した長さである「周長」で表します。
重さや大きさが基準の範囲内でも、公式戦ではボールの状態や転がり方などの検査に合格する必要があります。
ボッチャボールは白1球・赤6球・青6球
ボッチャボール1セットは、次の13球で構成されます。
- 白いジャックボール:1球
- 赤いカラーボール:6球
- 青いカラーボール:6球
白いジャックボールは目標球です。赤と青のサイドがそれぞれ6球を投げ、ジャックボールに近づけて得点を競います。
ボッチャの投球順や得点の数え方については、ボッチャのルールを簡単に解説|人数・投げ方・得点の数え方で紹介しています。
ボッチャボールの材質と中身
公式競技で使用するボッチャボールは、同じ大きさのパネルを均一に縫い合わせた球状の用具です。
表面には、ビニール、ポリウレタン、皮革、合成皮革、スウェードなど、伸び縮みしにくい素材が使われます。
中には、均一な大きさのプラスチック製ペレットやビーズ、天然の不活性物質などが入っています。
同じ規格内のボールでも、硬さや転がり方には違いがあります。
- 柔らかいボールはその場に止まりやすい
- 硬めのボールは比較的転がりやすい
- 投げ方や作戦によってボールを使い分けることがある
ボールの中身や硬さによる違いは、ボッチャボールの中身と硬さの違いで詳しく紹介しています。
公式大会では公認ボールを使用する
日本ボッチャ協会が主催・公認する選手権大会では、ワールドボッチャ公認メーカーのボールを使用します。
ボールには、公認メーカーのロゴとワールドボッチャの公式ライセンスロゴが表示されている必要があります。
選手やチームは、条件を満たした自分のボールセットを持ち込めます。自分のボールを持ち込まない場合は、大会球が提供されます。
公式大会で使用するボールの注意点
ボールの表面や中の充填物を変える改造は認められない
縫い糸が破れたり抜けたりしているボールは使用できない
表面にステッカーを貼ったり物質を塗ったりできない
試合前後のボールチェックで不適格になる場合がある
自分に合った硬さや転がり方のボールを選ぶことはできますが、縫い目をほどいたり、中身を自由に入れ替えたりして公式球を自作することはできません。
ボッチャボールの代用品

体験会や高齢者施設、保育園、家庭でボッチャを楽しむ場合は、身近なボールで代用できます。
テニスボールで代用する
テニスボールは手に入りやすく、色分けもしやすいため、ボッチャを体験するための代用品にできます。
ただし、公式のボッチャボールより軽くて弾みやすく、床の上を遠くまで転がりやすいという違いがあります。
テニスボールを使う場合はコートを小さくしたり、投球位置を近づけたりすると遊びやすくなります。
お手玉で代用する
お手玉も、ボッチャボールの代用品として使えます。
柔らかくて弾みにくいため、室内でも扱いやすい一方、丸いボールとは転がり方が異なります。
赤・青のお手玉を用意し、白いお手玉や別の小さなボールをジャックボールにすれば、簡単なボッチャを楽しめます。
代用品は公式球と重さ、弾み方、止まり方が異なります。まずルールを体験する目的で使い、本格的に練習するときはボッチャ用のボールを選びましょう。
ボッチャボールを身近な材料で自作する
公式大会では自作ボールを使用できませんが、家庭やレクリエーションで楽しむためのボールなら手作りできます。
ガチャポンのカプセル、新聞紙、靴下、風船、米などを組み合わせ、外側を赤・青・白に分ける方法があります。
中身の量を変えると重さや柔らかさを調整できますが、安全のため、硬い部品や尖った材料が外へ出ないようにしましょう。
私も風船をはじめ、すべて100均の商品を使ってボッチャボールを作りました。
材料選びから完成までの工程を写真付きでまとめているので、実際に作る場合はボッチャボールを100均の材料で手作り!玉の大きさ重さと作り方をご覧ください。
自分で作ったボールは、材料や詰め方によって転がり方が変わります。作ったあとに投げ比べながら、遊びやすい重さや柔らかさへ調整するのも手作りの楽しさです。
市販のボッチャボールを選ぶポイント
市販のボッチャボールには、レクリエーション向けのセットと公式競技向けのボールがあります。
体験やレクリエーションが目的なら、赤6球・青6球・白1球がそろい、参加者が安全に扱えるセットを選びましょう。
公式大会への出場を考えている場合は、価格だけでなく、公認メーカーと公式ライセンスの表示、大会で使用できる規格かどうかを確認する必要があります。
中古のボールは費用を抑えられる場合がありますが、表面の傷、縫い目、ロゴの状態などによって公式大会で使用できない可能性があります。
商品の価格や販売状況は変わるため、購入時に最新情報を確認してください。
手で投げられない場合はランプを使える
ボッチャは、手でボールを投げることが難しい人も参加できます。
公式競技のBC3では、樋状の補助具であるランプを使い、選手が指示した方向や角度に合わせてボールを転がします。
体験会やレクリエーションでも、参加者に合わせてランプやポインターなどの補助具を使えます。
ランプの規格や手作りするときの注意点については、ボッチャ用具のランプは手作りできる?おすすめの素材は?で詳しく紹介しています。
まとめ
ボッチャボールの公式規格は、重さ275g±12g、周長270mm±8mmです。
1セットは白1球、赤6球、青6球で構成され、公式大会では公認メーカーのボールを使用します。
テニスボールやお手玉、自作ボールでもボッチャのルールを体験できますが、公式球とは重さや転がり方が異なります。
まずは代用品や手作りボールで気軽に遊び、本格的に練習したくなったら、目的に合ったボッチャ用のボールを選びましょう。


コメント