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座位保持装置は大人でも持ち運びができるバギーや車椅子に合うシーティングを

介護用車椅子 補装具費支給制度

座位保持装置は、脳性麻痺などの肢体不自由者や事故や病気の中途障害により自力で安定した座位や姿勢が難しい小児・幼児から大人・高齢者までが幅広く使用するものです。

また座位保持装置の種類によっては、持ち運びができ、車のシートやバギー、車椅子に装着できるよう取り外し可能なものがあります。

バギーと車椅子を大人が座位保持装置を使うとき、持ち運びができるタイプの選び方や車椅子の選び方、補装具費支給についてを紹介します。

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座位保持装置を大人が使うときの選び方

座位保持装置を大人が使うときは、車椅子タイプのなかでもティルト&リクライニング機能車椅子を使用することが多いです。

大人が使う座位保持装置は、一般の車椅子にアタッチメントを付けて、車椅子から滑り落ちないように座位を安定し、身体の傾きや変形に合わせられるものでなければなりません。

頭部が固定でき、座面や背面が身体にフィット、背もたれがリクライニングしたりティルティングしたりするもの。

使用する人の身体(骨盤や脊柱)を形取った座面や背もたれで身体を密着固定させるものなどがあります。

大人の場合は、身体の成長はありませんが、病気の進行による症状の変化などに対応できるものが理想的ですよね。

可変調節タイプであれば、ナイロン製の複数の帯状のベルトなどで、形状を利用者の成長に合わせ密着するように調整できるので、大人以外に子供の成長にも対応できます。

これらのタイプから、長時間利用者が車椅子を使用する場合に、安定した座位を維持し障害を補助できるタイプを選びましょう。

選び方は、利用者本人の座り心地もありますが、介助する人や主治医、リハビリ工学技士、車椅子製作者などの意見を聞くことも大切です。

最近では、ティルト&リクライニング機能車椅子にヘッドサポートクッションや、体幹パッドなども付属していて、簡単に座位姿勢を調整できるものも増えています。

また、小児や幼児などのバギータイプは、主に児童(児童福祉法では0~18歳まで)が使用しますが、大型のバギーなら160㎝位までの大人も利用できるようです。

ただし、ベビーカーのような形状なので、小柄な大人ならよいですが、背の低い大人でも体格の良い人や太った人は、使用が難しいかもしれません。

座位保持装置で持ち運びが簡単な種類

日本での座位保持装置は、自力で座位を保持することができない脳性麻痺児を、安定して座らせるために背もたれを大きく傾けた椅子を使用したことから始まりました。

その後色々な種類の座位保持装置が生まれ、現在では児童のみならず大人や高齢者まで使用されています。

座位を保持することがいかに大事なことかということがやっと広まってきたということです。

種類は、室内に置いて使用する固定椅子タイプ、車椅子タイプ、使用するのが児童中心のバギータイプがあります。

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座位保持装置と座位保持椅子の違いはこちらに詳しく書いてあります。

これらの中から座位保持装置の持ち運びが簡単な種類をあげると、次のようになります。

バギータイプに装着

コンパクト・軽量で折りたたみができ、介助しやすく動きやすいタイプがあります。

感覚としては、大き目のベビーカー程度なのでバギー自体が軽量ですが、座位保持装置もマジックテープなどで取り外し可能なところが持ち運びのしやすさですね。

利用者を移乗して座位保持装置だけを車のシートに置き換えるということも可能です。

車椅子タイプに装着

簡単な座位保持装置付きの場合は、折りたたみができるタイプがあり、持ち運びはしやすいです。

逆に持ち運びしにくいのは、車椅子タイプでも付属品の多いものやモールドタイプは運びにくいですね。

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バギーから車椅子に大人になると用途で使い分ける?

バギーから車椅子に大人になると買い換えるのか?

バギーを使用するのは、ほとんどが児童ですよね。

大人になっても小柄であればそのまま使用できる場合もありますが、大人の場合や大人になった場合はほとんどが車椅子タイプを使用するでしょう。

座位保持装置としてバギーの場合は、脳性麻痺や障害により座位を保てない児童を座らせたり、安定させたりする目的と、児童なので介助が必要であり、介助の人が動かしやすいとか、介助しやすいという用途があります。

バギーに座位保持装置をつけた場合、少し大きめのバギーを買っておき座位保持装置を成長によって調整していく方がいいかもしれません。

車椅子の場合は、児童から高齢者まで利用範囲が広く、座位の安定のほかに、過度な支持は行わず、利用者の自発的な動きを引き出すという目的の他、移動するのも楽です。

一般的に用途だけで考えると、自発的な動きが難しい児童などはバギーのまま、成長し大人になり自発的な動きが期待できる、または体の大きな大人の場合は車椅子となるでしょうか。

いずれにしても、主治医である医師やリハビリ担当者、シーティングのできる義肢装具士などにしっかり相談しましょう。

まとめ

座位保持装置は大人の場合、車椅子タイプのなかでもティルト&リクライニング機能車椅子が多機能のものが多く出ています。

それらが合えば、車椅子の体幹パッドなどを調整して使用することができます。

座位保持装置のみの持ち運びも簡単に行うことが出来るかどうか作成義肢装具士さんに確認しておきましょう。

バギーから車椅子に大人になって買い換えた方が良いと感じたら、補装具費支給の項目も変わるので必ず補装具費支給の申請をしてくださいね。

座位保持装置も持ち運びしやすいタイプも、研究・作成しつつあり今後に期待したいと思います。

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