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車椅子バスケの競技人口と有名選手・健常者でも参加出来るの知ってる?

車椅子バスケ 車椅子スポーツ

車椅子バスケは、1946年頃アメリカにおいて戦争で負傷した軍人達が始めたのが最初と言われています。

その後、障がい者が行う車椅子バスケとして普及し競技人口も増えてきました。

車椅子バスケの漫画なども人気となり現在ではパラリンピックなど国際身体障害者スポーツ大会でも花形スポーツの一つとなっています。

その車椅子バスケの競技人口や、車椅子バスケの有名選手とや健常者が車椅子バスケに参加可能となったことについて解説します。

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車椅子バスケの競技人口

車椅子バスケの競技人口は約800名です。

日本で車椅子バスケが認知されるきっかけのひとつに、1999年に車椅子バスケットボールを題材にした「リアル」が週刊ヤングジャンプに掲載されたことも影響したのではないでしょうか。

車椅子バスケ「リアル」の漫画家、井上雄彦(いのうえたけひこ)氏はバスケットボールの漫画「SLAM DUNK」を描かれバスケットボールブームの火付け役となった人です。

日本の一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟によると、2019年4月1日時点で会員数は74チーム、754名となっています。

2000年には、92チーム1,087名いたので、20年ほどで結構減少していることがわかります。

参考:日本車いすバスケットボール連盟HP

減った原因としては、次の理由が考えられます。

  1. 障害者の競技種目が色々増え、他の種目に競技者が分散したこと
  2. 競技者の高齢化により、競技よりもレクレーションへ移行している
  3. 連盟登録費(登録選手:年間5,000円)の負担

ただし実数はわかりませんが、連盟に未登録のチームやレクレーションで競技を行っている人が、全国的に数多くいます。

参考:一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟資料

世界的に見ると2008年時点では、国際車椅子バスケットボール連盟(IWBF)に加盟している国は75か国でした。

世界での競技人口は、根拠のある資料が見つかりませんでしたが、車椅子バスケが最も盛んと言われるドイツでは、2018年時点で約180のクラブチームがあり、競技人口は約2,500人となっています。

車椅子バスケの有名選手世界トップクラス

車椅子バスケパラリンピック
車椅子バスケの有名選手といえば、世界トップクラスの名を上げる場合に、必ず出る名前が「パトリック・アンダーソン選手」です。

2020年には41歳になるカナダ出身の選手で、10歳の時に交通事故により両足を失いましたが、その後車椅子バスケを始め国内外で活躍し、1998年にはカナダ男子代表チーム入りしました。

パラリンピックでの成績は、2000年、2004年、2012年に金メダル、2008年は銀メダル、世界選手権では2006年に金メダルを獲得しています。

まさに世界最高のプレーヤーで、車椅子バスケ界のマイケル・ジョーダンの呼び声が高い選手です。

車椅子バスケ日本のエース

車椅子バスケ男子の日本選手では、藤本怜央(ふじもとれお)選手・豊島英(とよしまあきら)選手・鳥海連志(ちょうかいれんし)選手・香西宏昭(こうざいひろあき)選手。

女子選手には、藤井郁美(ふじいいくみ)選手が注目を集めています。

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車椅子バスケは健常者も参加できる

車椅子バスケは、2019年5月10日から3日間開催した「車いすバスケットボール天皇杯日本選手権」において、健常者の出場参加が認められました。

出場8チーム中5チームに、8人の健常者が登録されたものです。

理由は、車椅子バスケの競技力の向上と、競技人口の増加を目指すためです。

近年では地方大会などでは、健常者の参加を認めている大会もあり、健常者の出場ルールについては都道府県やブロックの連盟ごとに独自のルールを決めています。

クラス分けの持ち点としては障害の度合いが軽度の4.5点を健常者に与えていることがほとんどです。

健常者が入ることでレベルがアップすることにも繋がったり、健常者が出ることで大きな試合に障がい者が出られなくなったり、チーム全体で考えると新たな試みの時には賛否両論が常です。

しかし、まったく車椅子バスケに興味を示さなかった健常者が車椅子バスケに触れることもうれしいことです。

車椅子バスケという魅力的なスポーツに魅了されて障がい者だけで構成するには人数が足らなかったチームが参戦できるようになるのも大きなメリットですよね。

まとめ

車椅子バスケの競技人口を増やすには、健常者が車椅子バスケに参加することで障がい者と健常者の垣根を越えスポーツを通してひとつになろう。

車椅子バスケで有名選手を知るとそのスゴさに車椅子バスケに健常者が入ることに異議を唱える人も出てきます。

しかし、日本車いすバスケットボール連盟登録選手への調査によると、障害のある競技者の約97%が健常者とプレーしたことがあると回答しています。

このような流れから、今後障害者と健常者との競技方法について、どのように進めていくのが良いのかという議論が進められています。

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