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車椅子バスケの持ち点制度は対象者の能力でクラス分け!車椅子の違いと特徴

車椅子バスケ 車椅子スポーツ

車椅子バスケは持ち点制度により1チーム5人ずつコート上に出場しますが、巧みに車椅子とバスケットボールを操るスピード感あふれる攻防は迫力満点です。

そのため障害者スポーツの中でも、知名度や人気の高い花形スポーツの一つです。

車椅子バスケに参加できる対象者は意外にも広いのです。

車椅子バスケットボールの出場選手を見ると障がいの程度も違うようです。

実は選手達には、障害の程度や身体能力により持ち点が対象者別で設定される持ち点制度があるのです。

その持ち点制度によるクラス分けや、車椅子バスケ用の車椅子は普通の車椅子との違いや特徴について解説いたします。

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車椅子バスケの持ち点制度

車椅子バスケの選手達はそれぞれ持ち点制度でなりたちます。

障害の程度や身体能力が違うので、バスケットボールで正式に試合を行うにあたって対戦チームとの身体能力のバランスを取る必要があります。

そうしないと、不公平になりますよね。

障がいの程度が軽い人と重い人、上半身や体幹の弱さや屈強な人だと、どうしても動きや技術に差がついてしまいます。

そのため、障害の状態により最小1.0~最大4.5点が設定され、対戦するコート上の5人の合計点をそれぞれ14点以内とし編成して戦います。

この持ち点制度を活用することで、障害の重い選手も試合に参加することができるのです。

車椅子バスケの対象者と障害区分

車椅子バスケ
車椅子バスケの対象者の障害区分のクラス分けは、実際に選手の車椅子の操作、ドリブル、パス、ボールコントロール、シュート、リバウンドなどの競技内容を観察して決定します。

基本は1.0、2.0、3.0、4.0の4つの分類ですが、障害程度の分類のなかでも上位の身体能力があると思われる人には0.5加算されることがあります。

障害の軽度な人は1.0点~、重度な人は4.0点~となっています。

クラス1(1.0~1.5点)

腹筋・背筋の機能が無く、座位バランスが取れず背もたれから離れたプレイはできない。

車椅子同士の接触でバランスを崩しやすい。

車椅子の操作は腕のみで行う、脊髄損傷、ポリオ、脳性麻痺者、運動機能障害など。

クラス2(2.0~2.5点)

腹筋・背筋はある程度残存していて前傾姿勢がとれる。

ボールを受けることや、パスする方向に体幹を向けることができる。

接触でバランスを崩すことがある、脊髄損傷、ポリオ、脳性麻痺者、運動機能障害など。

クラス3(3.0~3.5点)

下半身にわずかに筋力があり、足を閉じることができる。

腹筋・背筋がほぼ使え、上半身を活用して車椅子の操作ができる。

ダッシュ・ターンができる。

側面の動きはコントロールできない、脊髄損傷、ポリオ、脳性麻痺者、運動機能障害、手足の切断者など。

クラス4(4.0~4.5点)

障害が最も軽く、腹筋・背筋が使え車椅子上で身体を自由に動かせる。

体幹バランスがあり、全方向へ安定して動くことができる。

チームの中心選手となる。

脊髄損傷、ポリオ、脳性麻痺者、運動機能障害、手足の切断者など。

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車椅子バスケのクラスによる車椅子の違いと特徴

車椅子バスケは障がいの状態でクラス分けがあります。

車椅子自体も一般的な車椅子と違い、車椅子バスケ用のようなスポーツタイプはタイヤとキャスターに特徴があります。

後輪のタイヤは外側に大きく八の字に広がっているのが特徴で、ハの字に角度をつけることで回転性が高まり、クイックターンなどを可能にします。

横方向からの衝撃にも強くに安定、強度を高めるため車軸近くの足回りバンパーが付き、その下にキャスターがあるのも特徴ですね、

さらに後輪の後ろの中央にリアキャスターがあるので、さらにターンが素早くできる構造になっています。

そうですが、キャスターにも特徴がは両サイドの大きな車輪の後ろにリアキャスターという一つの小さなキャスターが付いているのでクイックターンが可能です。

車椅子バスケ用の車椅子のなかでも、障害の程度によるクラスで車イスの違いや特徴があります。

クラス1~2

車椅子のシート位置はタイヤの頂点より低く、障害の程度によって傾きや深さが異なります。

特徴
自分で身体を支えることが難しいので、シートは低めで後ろに傾斜し、深く腰掛けるようにして背もたれを高くしています。

クラス3~4

車椅子のシート位置はクラス1~2の車椅子より、やや高く設定しています。

特徴
腹筋・背筋が機能する人が使用するので、座面シートは床とほぼ水平で床からは高い位置にあります。

背もたれは動きやすいように短めです。

まとめ

車椅子バスケの持ち点は障がいの程度によるクラス分けで決まります。

車椅子バスケットボールがプレイできる対象者は意外にも広くなっています。

車椅子バスケは、健常者のバスケのようにジャンプしてのダンクシュートなどはできません。

しかし、車椅子バスケの見どころは普通に車椅子と違い車椅子バスケ用車椅子を見事に操り、片輪を上げてシュートするテクニック!

障害の重い人のスクリーンプレイなどの車椅子バスケならではの見事なテクニックを楽しんでくださいね。

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