一時的に使わなかった車椅子を出してみたら、グリップやシートがカビだらけになっていたということがありませんか?
いざ使おうと思って、車椅子のグリップを持とうとしたらグリップにかび・・・よく見るとシートにもカビ・・・、もうガッカリですよね。
私も豪雨続きのこの夏に使っていない方の車椅子がカビだらけになってしまいました。
でも、大丈夫です。
車椅子にカビが発生したときの対処法として、車椅子シートの洗い方やカビ取り方法を伝授しますので、しっかりカビを落としましょう。
車椅子にカビ発生したときの対処法
車椅子でカビが発生しやすい場所と言えば、利用者が座るシート部分とグリップ部分です。
この部分は金属製では無いので、湿気がある場所に保管しているとか、水気を含んだまま長時間放置しているとカビが発生してしまうことが多いのです。
特にシート部分は汚れたときに洗うことがありますが、洗った後の処理をきっちりしないとカビだらけになってしまいます。
背もたれや座面にウレタンや低反発素材のクッションなどが内蔵されている場合は、表面から見えないのでより注意が必要ですよね。
もし、保管方法が悪くてカビが発生したときには、次の項目のカビ取り方法で対処してくださいね。
車椅子のグリップのカビ取り方法
車椅子のグリップ部分は、介助するときに手で触ってしまう部分のためしっかりカビ取りをしておきたいですよね。
直接手で触った場合、手の油脂や汚れが残る場合があり、車椅子を清掃する場合に忘れがちな場所でもあります。
車椅子のグリップは樹脂製が多いので、カビができたときは、中性洗剤を浸み込ませた布で軽く拭き取り、カビ部分はスポンジか柔らかいブラシで、丁寧に取り除きます。
スポンジはメラニンスポンジ、中性洗剤の代わりに重曹+クエン酸でカビを落とす方法もよいです。
ただしクエン酸の代わりに、酢を使用しないでくださいね。
お掃除などの時に、クエン酸とお酢は代用品になることが多いのですが、カビ取りの時にお酢だと臭いが残るのとカビに栄養を与えてしまいます。
最後に流水で洗剤などを洗い流して、日当たりの良い場所で乾かします。
あまりにカビがひどくて取れない場合は、市販されているグリップと交換するのも一つの方法です。
車椅子のシートの洗い方とカビ取り方法
車椅子のシート部分の洗い方としては、中性洗剤を浸み込ませた布で汚れを拭き取り、その後水で濡らした布で洗剤を拭き取ります。
水気があるまま、風通しの悪い場所や暗い場所に放置すると、カビが発生する原因になります。
シートを洗ったときは、しっかりと水気をとり、明るく風通しの良い場所で保管してください。
既にカビが発生してしまったときは、早急にカビを取りましょう。
ゴム手袋をして、消毒用アルコールかハイター(塩素系漂白剤)を使いながら、丁寧にカビ取りをします。
カビがひどい場合は、柔らかいブラシを使ってカビ取りをしてください。
またシートを外した方がカビ取りをしやすいこともあります。
私は、バケツに水を入れ、塩素系漂白剤のキッチンハイターを少量入れて薄め、要らないタオルで表面を拭き上げ、表と裏の止めてある部分が拭き取りづらかったので、車椅子からシートを外しました。
だいたいの車椅子は骨組みとシート部分は取り外せるようになっていますので、個人個人で判断することをおすすめします。
まとめ
車椅子は普段使っていても湿気の多い時期や場所に置いておくだけでカビが発生することがあります。
車椅子のシートやグリップは適切に管理していれば、カビが発生することはほとんどありません。
車椅子のシートやグリップにカビを発見した場合は、洗い方や管理方法を見直しましょう、特に車椅子は食事やトイレなどを利用する時に必要不可欠なため不衛生にもなりがち。
車椅子は一時的に使用しない場合も、湿気の多い時期もしっかり車椅子をしっかり管理し清潔に保ちましょうね。
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