当サイト内に広告を含む場合があります。

エレベーターの車椅子ボタンの違いと意味!専用ボタンを押す人は?

エレベーター 交通・乗り物

バリアフリー型のエレベーターが設置されている場合、車椅子用ボタンと通常のボタンがありますが違いが分かりますか?

エレベーターの車椅子用ボタンの意味は、入り口や籠内など壁などの少し低い位置に、車椅子マークの付いた上下ボタン、籠内では車椅子マークの付いた操作盤を見たことがありますよね。

この車椅子マークがついたエレベーターは車椅子用のボタンと通常のボタンでも、押す人が車椅子だと低い方が押しやすいからと思って思っていませんか?

エレベーターボタンの高さが違うだけで同じ動作内容だと思っている方が多いと思いますが、実は目的が違うのです。

そのエレベーターボタンの車椅子マークがついた車椅子用ボタンと通常の操作ボタンの違いと動作について説明します。

スポンサーリンク

エレベーターの車椅子マークのボタンの違い

エレベーターに乗るとき車椅子マークのボタンがパッと見て気づくのは、配置されている位置です。

一般的に通常のボタンと車椅子ボタンは、別の位置に分かれて配置されているのでわかりますよね。

通常のボタンは、大人が立っているときに押しやすい位置にあり、車椅子マークのボタンは少し低めの位置にあります。

車椅子の利用者は、上半身が動けば座ったままの体勢でも押しやすい高さです。

高さとしての使いやすさの違いは、なんとなくわかると思います。

そして、車椅子マークのエレベーターボタンを押すと車椅子用の籠(エレベーターの室内)しか降りてきません。

エレベーターの車椅子用籠には、それだけではなく車椅子マークのボタンを押すことでエレベーターの動作についても、ちょっとした違いがあります。

それは通常のボタンよりも、車椅子マークのボタンを押した方のエレベーターの扉の開閉時間が長いことです。

通常のエレベーターの扉開閉時間は3~5秒ですが、車椅子ボタンを押すと開閉時間が約10秒になるように設定されています。

これは、車椅子利用者が安全に乗り降りできるように、開閉時間を長くしているからなのです。

健常者と同じにしてしまうと閉まる時間が短いので、焦ったり車椅子にドアがぶつかったりする危険があります。

結構このことは知られていませんが、健常な人なら通常のボタンを使い、車椅子やベビーカー、高齢者などは車椅子マークのボタンを使うと焦らなくて良いですよね。

▼関連記事▼
車椅子用エレベーターの籠についてはこちらにこちらを参考にしてくださいね。
車椅子用のエレベーターの寸法と鏡をつける基準とユニバーサルデザイン

エレベーターの車椅子ボタンが分かれている意味

エレベーターのボタン
エレベーターの車椅子ボタンを使うと、扉の開閉時間を通常より少し長くしますが、健常者の場合は開閉時間を長くする必要がありません。

そのため、乗り降りを急ぐ人には通常のボタンを押せば良く、車椅子に乗った人の場合は車椅子のボタンを選べることで、お互いに使いやすくするため分けているのです。

もしエレベーターに通常のボタンだけだと、車椅子の人が一人で乗り降りしている最中に数秒でエレベーターのドアが閉まると扉と車椅子がぶつかって危険です。

逆にいつも開閉するのに時間がかかっていると、乗っている人が全員降りた後もドアが開いたままで、急いで乗りたい人を待たせたりします。

ちょっと時間に余裕の無い人や急いでいる人には、数秒で閉まって欲しいですよね。


スポンサーリンク

エレベーターの車椅子用ボタンを押す人

エレベーターを車椅子用ボタンで押す人は、車椅子だけではありません。

ベビーカーを利用している人や早く動くことが出来ない障害者、また高齢者なども当てはまりますよね。

車椅子マークは本来「国際シンボルマーク」と呼ばれています。

▼関連記事▼
通称「車椅子マーク」は正式名称「国際シンボルマーク」についてはこちらを参考にしてください。
車椅子マークの駐車場スペースの名前の正式名称とその対象は身障者のみ?

健常者が乗るときは、一般的に開閉は短時間ですむので、車椅子のボタンの機能は特に必要ありません。

車椅子用ボタンの機能が必要なのは健常者ではないので、車椅子利用者と介助者のために配置しています。

そのため、「車椅子利用時以外のボタン押し禁止」などと書かれていることもあります。

これは他の階でエレベーターを待っている人もいるので、通常の人はこちらを押してね。という意味だと思います。

設置している側としては、利用者みんな公平にエレベーターに乗りやすくしてくれているのだと思います。

ただし禁止と書いていても、当然ですが車椅子でエレベーターに乗るのを見かけた健常者が、車椅子利用者や介助者に代わって押すのは全然問題はありません。

逆に、普通のボタンで「開く」を押してあげてるのをよく見かけますよね。

車椅子用エレベーターの籠内(エレベーター室内)には、ドアに向かっての右側に通常ボタンがあり、横に横並びの車椅子用ボタンがありますよね。

それは大勢で乗って通常のボタンのそばの人に自分が降りたい階数を伝えるのが苦手な人は、車椅子用ボタンを押してしまいませんか?

それを押すと、エレベーターの扉は降りた後も10秒間開いてしまいます。

このことを知っていると他の人が降りない場合、もしくは自分が最後に出るようにして、内扉横の右側の閉めるボタンをサッと押して出るとエレベーターに残された人達は10秒間待たされることなく(そばの人が「閉」ボタンを押すこと無く)スマートに去っていけますよ。

ただ、他の方が降りないか、乗らないかは十分確認してくださいね。

まとめ

エレベーターを利用するときの車椅子ボタン意味を通常ボタンの違いを説明しました。

エレベーターの車椅子用ボタンを押す人は、車椅子利用者や介助者など押す人が使いやすいように配置されています。

もしも、車椅子利用者がいるときはそのボタンの前に立ったり、むやみにそのボタンを押したりしないようにしてくださいね。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました