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車椅子バスケ日本代表メンバー女子が内定決定!監督と選手の見どころ

メンバー パラリンピック

日本車いすバスケットボール連盟が東京2020パラリンピック競技大会に向け、車椅子バスケ日本代表内定メンバー男女各12人を発表してから約2ヶ月経ちました。

東京2020パラリンピック競技大会は、2021年8月24日に開会式が行われ、車椅子バスケットボールの女子・男子日本代表共に試合は8月25日から始まります。

東京オリンピックで女子バスケットボールが盛り上がりを見せましたが、あの興奮を東京パラリンピックでも期待してしまいますよね?

そこで、車椅子バスケ日本代表メンバー女子の監督と選手たちの見どころを紹介します。

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車椅子バスケットボール日本代表メンバーの内定が決定!

車椅子バスケ日本代表メンバーは過去2度にわたり、パラリンピックで銅メダルを獲得している車椅子バスケットボール女子日本代表。

「目標はメダル獲得」という岩佐義明ヘッドコーチと共に、東京大会に挑む選手12人はこちら!

  • 財満 いずみ(ざいま いずみ/24歳/持ち点1.0)
  • 北間 優衣(きたま ゆい/26歳/持ち点1.0)
  • 萩野 真世(はぎの まよ/28歳/持ち点1.5)
  • 安尾 笑(やすお えみ/28歳/持ち点2.0)
  • 柳本 あまね(やなぎもと あまね/23歳/持ち点2.5)
  • 平井 美喜(ひらい みき/39歳/持ち点2.5)
  • 小田島 理恵(おだじま りえ/32歳/持ち点2.5)
  • 清水 千浪(しみず ちなみ/38歳/持ち点3.0)
  • 土田 真由美(つちだ まゆみ/44歳/持ち点4.0)
  • 藤井 郁美(ふじい いくみ/キャプテン/ 38歳/持ち点4.0)
  • 網本 麻里(あみもと まり/キャプテン /32歳/持ち点4.5)
  • 北田 千尋(きただ ちひろ/32歳/持ち点4.5)
※2021年8月時点

今回、女子キャプテンは2人体制となっています。

また、車椅子バスケ選手には各々、障害レベルの重い者の順から1.0から4.5の持ち点が定められています。

競技用コート上5人の持ち点の合計が14.0を越えてはならないようになっています。

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車椅子バスケの女子日本代表メンバー選手と見どころ

チェック
車椅子バスケ女子日本代表は、2000年シドニーパラリンピック銅メダル、2008年北京パラリンピックで4位、と2000年代は世界の強豪に数えられるほどでした。

しかし、2012年ロンドンパラリンピック、2016年リオパラリンピックと2大会続けて出場を逃してしまっているのもあり、今年の東京2020パラリンピック競技大会では選手と監督のメダルにかける期待も大きいといえます。

ただ、日本代表メンバーにパラリンピック経験者が少ないため、チームの大黒柱といえるのは、共同キャプテンの二人、藤井郁美選手(持ち点4.0)と網本麻里選手(持ち点4.5)でしょう。

藤井選手はミドルシュートを得意としているのが特徴です。

2019年国際親善試合のオーストラリア戦では、相手選手を警戒する中で決めた、ブザービーターからの1点差での逆転勝ちからみえるチーム随一の勝負強さは、チームでも頼れる存在であり、勝利に導くプレーが期待できます。

網本選手は得意の3ポイントシュートと、自らドライブで切り込んではレイバックシュートがきるのが特徴。

高さのある相手ディフェンスを上手くかわす、世界でもトップクラスのスキルを持ち合わせた、スピードとキレのある動きで果敢にゴールを狙える、対戦相手にとっては驚異的存在といえるでしょう。

網本選手同様、海外で活躍している北田千尋選手(持ち点4.5)は、車椅子バスケとの出会いは2009年と遅いが、2012年には国内屈指の強豪チームカクテルに加入し活躍しています。

全日本女子車椅子バスケットボール選手権大会では2014年からの3連覇に貢献、個人としても3年連続MVPに輝く期待の存在です。

12人中9人はパラリンピック初出場になりますが、主力として活躍している若手選手も多く、萩野真世(持ち点1.5)と柳本あまね(持ち点2.5)も欠かせない存在でしょう。

チームいちの強い心臓の持ち主ともいえる萩野選手はシュート力が持ち味で、「どんな試合も緊張することはない」と述べており、強固なガードも担いながらもハイポインターにも劣らないほどの多くの武器を持ちます。

チーム最年少、23歳の柳本選手は、攻防にわたりスピードが武器であり、ディフェンスではつかまえた相手は絶対に逃さない気迫あるプレーで常に相手を翻弄します。

監督も務める岩佐ヘッドコーチも「(日本が武器とする)トランジションバスケ(堅い守備からの速攻)の申し子」と、称するほどの存在感はチームにとっても、非常に頼もしいでしょう。

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車椅子バスケ日本代表を率いる監督岩佐義明ヘッドコーチ

ヘッドコーチ
車椅子バスケットボール女子日本代表を決めた監督岩佐義明氏は、

「チームの方針であるトランジションバスケに対応できる選手、最後まで走りきれる選手、チームの勝利に貢献できる選手を念頭に選考しました」

「激しいディフェンスからのオフェンスといいう、展開の速さに磨きをかけてきた。全ての選手が対応できるように成長しています」

と語っています。

新型コロナウイルスの影響により、昨年開催予定だった東京2020パラリンピック競技大会が1年の延期、代表活動も約4ヵ月間停止し、昨年8月から強化合宿をやっと再開できたそうです。

岩佐監督は、2011年、車椅子バスケの強豪である宮城MAXの監督として就任していました。

4連覇が懸かった全日本選手権を控えていた時、東日本大震災が起こり岩佐監督自身の宮城県山元町にある自宅も被災し目標に置いていた全日本選手権も中止。

そんな状況下にも関わらず、失意の監督を再び奮い立たせたのは熱意とプレーを願う選手たちに励まされ、震災から約3週間後に練習を山形市内で再開、翌年に行われた全日本選手権で4連覇を見事達成しています。

岩佐監督は2018年の車椅子バスケ女子日本女子代表監督に2度目の就任をしています。

その前に監督を務めた2008年の北京パラリンピックでは4位と惜しくもメダルに届かなかった雪辱。

その雪辱を東京2020パラリンピック競技大会で期すと、この東京大会に懸ける思いは並々ならない様子がうかがえます。

まとめ

メダル
車椅子バスケをはじめ東京2020パラリンピック競技大会日本代表メンバーが次々決定しています。

車椅子バスケ発祥の地であるアメリカ合衆国をはじめ、体格的にも高さのある海外の選手たちを相手に、チーム一丸となって磨きをかけてきた車椅子バスケットボール女子日本代表メンバー。

新型コロナウイルスにより、パラリンピック開催も大きく影響を受け、車椅子バスケ日本代表監督・選手共にコンディション調整に日々苦労を強いられてきました。

銅メダルを獲得した2000年のシドニー大会以来の表彰台を日本女子代表らしいトランジションバスケを活かして、高さのある世界の強豪に対し挑み悲願のメダルを是非とも目指して欲しいですね。

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