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車椅子の歴史は日本ではいつから進化してきたかを詳しく解説します

車椅子 歴史・人物

車椅子の歴史は日本ではどのようにはじまったのでしょうか。

車椅子は、病気や事故、身体の障害などによって、歩行が困難な人が利用する福祉用具の一つです。

車椅子を日本ではいつから使われてきて初めはどのような形だったのでしょう。

車椅子とは文字通り車輪が付いた椅子です。

背もたれの付いた椅子の両側に大きな後輪が2個、足元に自在に動く前輪キャスターが2個備えている構造が、現代で使われている車椅子の主流。

世界で車椅子の原型の起源は歴史があり相当古いと言われていますが、その歴史や日本での車椅子はどう進化してきたかについて詳しく解説します。

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車椅子の歴史を日本から紐解く

車椅子の歴史は日本の現在の車椅子とは違う構造ですが、箱や板に木製の小さな車輪をつけた「箱車」「いざり車」と呼ばれる乗り物が中世からありました。

病気や障害で歩行が不自由な人が乗って、棒などで地面を押して前に進むものや、今で言うとリアカーと呼ばれる人が引いて前に進むものです。

ドラマや時代劇で、見たことがある人もいるのではないでしょうか。

また縄で引っ張るとか、後ろから手で押して介助する人が動かすこともあり、神社や寺院のお参りや旅行している記録や実物も残っています。

これらは形としては少し違いますが、車椅子の原型的なものと呼ばれているものです。

現在の車椅子に近い物は、大正初期頃に欧米から輸入したという記録が残っています。

日本でも西洋式の車椅子を1920年頃に「廻転自動車」として開発したと言われていますが、残念ながら文献にしか記録が残っていないので、確実な話ではありません。

日本製品とはっきり確認できるのは、同じ1920年代に北島商会(現ケイアイ)が開発した籐製の椅子に車をつけたものです。

その後、数々の戦争で負傷した人や病院での患者など多くの人に利用されました。

車椅子は日本ではいつから進化してきたか

車椅子は日本ではいつから使われてどう進化したのかですが、第二次世界大戦での戦争犠牲者のために需要が急激に高まりましたが、物資不足のため供給は進みませんでした。

しかし、戦後から6年後の1951年に「身体障害者福祉法」が制定されたことにより、少しずつですが普及が進むようになります。

日本で車椅子が一挙に進化したのは、1964年の東京パラリンピックで使用された欧米製の車椅子の登場がきっかけです。

欧米製の車椅子の優秀な性能を参考にして、日本製の車椅子の性能も急激に進化しました。

そして1968年には八重洲リハビリ(株)によって、日本で最初の電動車椅子が制作されました。

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車椅子の歴史を詳しく調べて分かった世界のこと

車椅子の歴史を詳しく調べると、車と椅子という組み合わせの乗り物の起源は紀元前と言われていますが、はっきりしたことはわかりません。

おそらく障害者用というより乗り物として、椅子と車輪が発明された地域から、自然発生的に生まれたのではないかと考えられています。

介助に使うための車椅子は、1595年に制作された「スペイン王フィリップ二世」の肖像画に描かれています。

自走ではなく、介助者が手で押すタイプですね。

自分で動かす自走式タイプは、1650年にステファン・ファルファが開発したと言われています。

ただし後輪で直接回す物ではなく、後輪2個前輪1個の三輪車で、前輪をクランク(手こぎ)で回して進むというものでした。

上半身がしっかり使える人向きなので、ちょっと動かすのも大変そうですね。

その後もデザインや性能も時代と共に少しずつ進化し、20世紀になると現在の車椅子のデザインと変わらないような後輪2個で動かし、前輪のキャスターで方向を変えるタイプが開発されました。

アメリカのE&J社が開発した軽量で折りたたみができるタイプです。

まとめ

車椅子の歴史は日本ではいつから進化したかは最近ですよね。

車椅子は日本に限らず歴史を詳しく調べても身体障害者や身体の不自由な人の行動範囲を広げ、新たな楽しみを見つけだすものです。

今後さらに、敷居が低くなり(価格の低下)その人個人の身体に合わせた車椅子が気軽に使えるように。

そして、バリアフリーが進み、車椅子を利用する人が、もっともっと自由で幸せな生活を送れるようになると良いと思っています。

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