ボッチャのルールのなかに制限時間があります。
ボッチャはルールが簡単と言われますが、障害者の方でも健常者でも守らなければならない共通のルールがあります。
特に障害者の方と健常者が一緒に競技をするときは、公平に競技ができるように工夫しなければなりません。
ボッチャのルールでは同じ距離になった場合、同じ距離が崩れるまで投球しますが、ボッチャのルールと流れ、基本的なルールと健常者が参加するときのルールについてご紹介します。
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ボッチャのルールと試合時間
ボッチャのルールのなかには制限時間があります。
まず、ボッチャ競技の人数は個人戦の1対1、2対2、3対3のチーム戦で戦います。
基本的ルールは、相手よりも自分の投球した球をジャックボール(目標の白球)に、どれだけ近づけることができるかを競います。
試合の流れはコイントスで先攻(赤球)、後攻(青玉)を決めることから始めます。(もちろんジャンケンでもOK)
- 先攻になった赤がジャックボールを投げて的を作り、続けて赤球を投げます。
- 後攻の青が最初の投球をします。
- 次に投球するのは、ジャックボールより遠い位置に投げた選手です。そのため、赤も青も続けて投球することがあります。
- 赤、青がともに6球ずつ投げ終わり、相手の球よりジャックボールに近い球に1点の得点が与えられます。相手より3個近い球があると3点ということです。
1~4を1エンドと言い、個人・ペア戦は4エンド、チーム戦は6エンド戦い、全てのエンドが終了したときに点数が高い方が勝ちです。
同点の場合は、タイブレイクで勝敗を決めます.
またボッチャには1エンド当りの制限時間が決められています。
障害者の場合、障害の程度によってクラス分けされます。
参考:日本ボッチャ協会競技規則
- 個人戦BC2、BG4、個人戦OP座位・立位・・・4分
- 個人戦BC1、ペアBC4・・・5分
- 個人戦BC3、チーム・・・6分
- ペアBC3・・・7分
この制限時間になったとき、まだ投球していないボールは全て無効になるので、注意が必要です。
ボッチャの試合時間(所要時間)は、制限時間いっぱい使った場合、一試合の所要時間は1時間程度です。
ボッチャルールで同じ距離にボールが位置した場合は?
ボッチャのルールでは、ジャックボールから自分の投球した球までの距離が近い選手が勝つことになります。
そのとき投球したボールが相手選手と同じ距離になった場合は、最後に投球したチームが次も投球します。
同じ距離の関係が崩れるか、どちらかのチームが球を投げ終わるまで、赤と青を交互に投球します。
途中で同じ距離の関係が崩れた時は、ルール通りに試合を進めます。
エンドが終わり得点を計算するときに、同じ距離の場合はそれぞれに1点得点が与えられます。
ボッチャの健常者ルールは車いすとの違い
ボッチャは高齢者などの健常者でも誰にでも出来るスポーツでルールも簡単に楽しめます。
健常者や高齢者でも車椅子を使わない人の場合ルールはどう変わるのか説明しますね。
ボッチャはパラリンピックなどの国際大会等の公式のルールだと、重度の脳性麻痺者や同程度の重度障害が四肢にある人対象をクラス分けして行う競技です。
しかし、身体が自由に動かない人でもできるため、障がい者と交えて健常者が競技することができます。
また、高齢者などもレクリエーション的な試合でも簡単にできるのですが健常者が行うボッチャでは、ルールが少し変わります。
基本的なルールは障害者も健常者も同じで、投げた球をジャックボールに近づけることが目的です。
公式ではエンドに時間制限がありますが、健常者の場合は時間制限をつけたり、つけなかったり、大まかなルールは公式に合わせて、細かいルールは自分達で自由に決めたりします。
また公式では、ボッチャの競技用具のなかにはランプやヘッドポインター以外に車椅子に乗っていることがあります。
障害者の方は車椅子に乗り、障害の程度によってクラス分けされて競技を行いますが、健常者は、クラス分けは無く車椅子やランプ、ヘッドポインターは使用できません。
立位(立っていること)が可能ならばスローイングラインの前に立ってスロー(投球)します。
ボッチャを障害者と健常者が一緒に行うイベントや大会も増えてきました。
障害者の人が車椅子や補助用具を使用し、また作戦によって健常者に勝利することができ運動能力だけではなく技術と頭脳の勝負となるのが、ボッチャなんです。
まずは、ボッチャボールを自作してボッチャを楽しんでみてください。
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まとめ
ボッチャのルールには制限時間があります。
限られた時間のなかでボッチャのルールであるジャックボールに相手より同じ距離にならないように近づけるかは体力だけではできません。
ボッチャを健常者もルールを知れば障害者が行うスポーツの中でも、簡単に楽しめるスポーツです。
しかし、戦術的に頭脳を使う必要があり、障害者の方と健常者が試合を行っても健常者が必ず勝てるものではありません。
その奥深さで、障害者のみならず、健常者の愛好家も増えています。
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