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車いすの役割と移乗の目的・看護からみる座面クッションの必要性は?

車椅子の移乗 車椅子のサポート

車いすの役割には歩行が困難な人だけではなく、病気や怪我の人が利用することもある車椅子ですが福祉用具としてどのような役割があるのでしょうか。

車いすに移乗しましょうといった目的は病院や施設などの老人ホームやグループホームの看護の中でも大切な意味があります。

また、車いすの座席には座面シートがあってもクッションが使用されていますが、車椅子の座シートにクッションをする目的も患者や利用者にとって大事な役割です。

車いすについて、これら車椅子の役割、移乗の目的、クッションの必要性についてお答えします。

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車いすの役割

車いすの役割は、何らかの理由で身体を移動することが困難な人が、どこかへ移動する座る移ることに利用できることです。

移動する

一般的な車いすでは、ハンドリムを自分で漕(こ)いで移動する自走式、自分では操作できないが介助者が操作することで移動できるものがあります。

座る

何らかの障害で通常に座ることが困難な人でも、車いすは椅子の機能があり背もたれや肘掛、座シート、レッグサポートなどで座る体勢を保つことができます。

移る

日常生活や入院中などで、ベッドから便座や食事場所、洗面場所など一時的に場所を移る際に、乗り移りを安全にまた楽に行うために利用します。

車いすに移乗する目的を看護の観点からみる

車いすを利用する人は、内部疾患の病気や、ケガや事故、障がいや高齢などの筋力低下などで通常の歩行が困難な人がどこかへ移動する場合に利用します。

下半身の麻痺(まひ)や左右どちらかに麻痺(まひ)があるなど、動かせない部分がある人が多いため、安全かつ楽に事故のないように移動することが目的で、車いすへの移乗が必要となります。

例えばベッドからトイレへ行こうとする動作をするにしても、ベッドから降りるときに床に転落する、杖などで歩行するときに転倒する恐れがあります。

その時に、ベッドに接近させた車いすに一度乗ってもらい、臀部(でんぶ)お尻を安定させる座った姿勢で移動すれば、転倒するリスクが大幅に減ります。

看護する人は、ベッドから一度車いすに移乗させることで、車いす利用者の安全が確保でき、その後目的の場所へ行くことができます。

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車いすにクッションを敷く目的

車いすを利用している人はさまざまなクッションを敷いていますが、車いすにクッションは必要なのかと良く聞かれます。

車椅子にはクッションは必要です。

そして車椅子にクッションを敷く目的は次のとおりです。

・座り心地を良くして、座ったときのお尻にかかる圧力を分散する。
・長い時間同じ姿勢で座る場合、座シートのみでは褥瘡(床ずれ)の恐れがあるので予防する。
・座った姿勢の傾きなどを調整する。
・布製の座シートの不安定さをクッションで安定させる。

ただし、クッション入りの座面で作られた車椅子などもあるので車椅子選びの時によく確認してくださいね。

まとめ

車いすの役割は歩行が困難な人にとってはとても重要な移動手段になります。

車いすへ移乗する目的も利用する目的も看護する側から見ても安全かつ安心に目的の場所に移動すること。

車椅子にはクッションを敷く目的も床ずれ(褥瘡:じょくそう)の予防や痛みの軽減、利用者の除圧のためにも必要ですよね。

また車いすのクッションの素材には、ポリウレタンホーム、スポンジ、空気室タイプ、ジェル(ゲル)タイプ、網状構造タイプなどさまざまなものが出ています。

使い心地や体幹などの座位の保持姿勢によってもおすすめの素材は違ってきます。

まず、取り扱っている福祉用具専門店などでお試しが出来ないか聞いてみて、良く検討して身体に合うタイプを選んでくださいね。

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