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車椅子フェンシングのクラス分けと競技種目!魅力と見どころを紹介

車椅子フェンシング 車椅子スポーツ

車椅子フェンシングのクラス分けは予備知識として知っておいた方が車いすフェンシングを観戦するのにより楽しむことができます。

車椅子フェンシングには競技種目がクラス分けによって成り立ちます。

車椅子フェンシングの魅力はルールを知る事でより深く見どころが違ってくるので是非、パラリンピックに向かって理解しておきましょう。

車椅子フェンシングを観戦するために、予備知識として知らなければならないルールとクラス分けの内容と競技種目、また車椅子フェンシングの魅力についてご紹介します。

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車椅子フェンシングクラス分けと対象障害区分

車椅子フェンシングにはクラス分けを障害の状態で公平に分けています。

障がいの内容には脊髄損傷、下肢などの障がいの軽度重度によってカテゴリーAとBの二つのクラスに分かれて試合をします。

そのため、障がいの軽い選手と重い選手が戦うことがない公平な試合になり、クラスごとに順位が決まります。

カテゴリーA

腹筋があり、自力で体制を維持でき十分な座位バランスがある。

上半身の身体を伸ばしての攻撃や後ろに身体を反らして攻撃をかわせます。

脊髄損傷や下肢切断、麻痺などの障害が対象ですが、障がいの程度は軽い部類です。

カテゴリーB

腹筋が無く、自力で体制が維持できず座位バランスがとれない。

車椅子に深く腰を掛け、前後に身体を動かすのが困難です。

脊髄損傷や下肢切断、麻痺などのほか、腕や上半身、四肢に障がいのある選手が対象ですが、障がいの程度は重い部類です。

車椅子フェンシングの競技種目と特徴

車椅子フェンシング
車椅子フェンシング競技種目は、男女それぞれ3種目(フルーレ、エペ、サーブル)あり、攻撃方法と攻撃の有効面に特徴があります。

フルーレ

攻撃方法は突きのみ、有効面は胴体のみ(胴体に専用のメタルジャケットを着用)、剣長110㎝以下、重さ500g以下、男女の個人戦、団体戦があります。

エペ

攻撃方法はフルーレ同様突きのみ、有効面は上半身(下半身を突いても反応しないように絶縁スカートを着用)、剣長110㎝以下、重さ770g以下、男女の個人戦、団体戦があります。

サーブル

攻撃方法は突き斬り有効面は上半身(剣についたセンサーが相手を斬ったかどうかを感知します)、剣長105㎝以下、重さ500g以下、男女の個人戦があります。

個人戦は、大会の場合は予選プールと決勝トーナメントがあり、予選は、5トゥシュ(突き)先取か、3分間でより多くのトゥシュを決めた方が勝利です。

決勝トーナメントは、3分間3セット行い15トゥシュ先取か、3セット終了時に多くのトゥシュを決めた方が勝利です。

団体戦は、大会の場合はカテゴリーBの選手を1名以上含めた3名で1チームを構成します。

1名が3分間5トゥシュ先取制の試合を3セットずつ行い、3名で9セット中に45トゥシュ先取するか、試合時間終了時に合計トゥシュが多いチームが勝利です。

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車椅子フェンシングの魅力と見どころ

車椅子フェンシングの魅力や見どころは何と言っても、健常者のフェンシングよりも接近した距離で競技を行うことです。

健常者のようにフットワークによる駆け引きが行えないため、剣さばきの速さやテクニック、瞬間的な技の攻防が魅力ですね。

また、車椅子が固定されているので、射程距離がほとんどゼロの状態からの試合開始は、緊迫感が並みではありません。

一瞬のスキを突く正確なトゥシュの応酬が見どころです。

ちなみに射程距離をどうやって決めるかは、立ち位置となる固定するピストですよね。

その重大な役割となる選手の立ち位置「ピスト」の距離は、選手間の腕の長さを計って固定されます。

距離感などのセンスも選手たちには大きく戦術として関わってくるところも見どころのひとつです。

▼関連記事▼
車椅子フェンシングとフェンシングのルールの違いを簡単に歴史から学ぶ

まとめ

車椅子フェンシングのクラス分けは障がいなどの区分できっちり分かれています。

そのため車椅子フェンシングの種目もクラス分けされているので公平に対戦できます。

車椅子フェンシングは、車椅子の座面からお尻を離すのと、足をフットレストから外すことをしてはいけません。

車椅子フェンシングの魅力として、座ったままでも、時には車椅子がピストごと傾くほどの激しい攻防も見られます。

その迫力ある攻防を、ぜひ試合で観戦することをおすすめします。

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