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車椅子ブレーキレバー延長をラップ芯で手作り|長さ・使用感・注意点

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車椅子のブレーキレバーに手が届きにくいとき、ラップの芯を被せて長さを延長する方法があります。

やり方はとても簡単で、筒状のラップ芯をブレーキレバーの上から被せるだけです。

私は実際に22cm・30cm・45cmのラップ芯を使って、どのくらいの長さが使いやすいのか、テーブルに入ったときは邪魔にならないのか、厚みによる違いなどを比べてみました。

結論からいうと、今回試した車椅子では22cmと30cmが使いやすく、45cmはそのまま使うには長すぎました。

ラップ芯は車椅子専用の部品ではなく、太さや厚みも商品によって違います。この記事では、私が実際の車椅子で試した結果として紹介します。

この記事では、車椅子のブレーキレバーをラップ芯で延長する方法と、22cm・30cm・45cmを実際に使って分かった違いを写真と一緒に紹介します。

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車椅子ブレーキレバーをラップ芯で延長する方法

ラップ芯を使ったブレーキレバーの延長は、車椅子本体を加工するものではありません。

既存のブレーキレバーに筒状のラップ芯を上から被せ、手が届きやすい位置まで長さを延長します。

特別な工具を使って取り付けるものではないので、必要なときに被せ、使わないときには取り外すこともできます。

ただし、ラップ芯は商品によって内径が違います。ブレーキレバーに対して太すぎると空回りし、小さすぎると被せることができません。

実際に使うときは、ラップ芯が簡単に抜けたり空回りしたりしないかを確認してください。ブレーキをかけたときに、いつもどおり車椅子を固定できることも確認しておきましょう。

ラップ芯は何cmが使いやすい?22cm・30cm・45cmを比較

今回用意したのは、22cm・30cm・45cmのラップ芯です。

車椅子ブレーキ延長用ラップ芯の22cm・30cm・45cm長さ比較

22cm・30cm・45cmのラップ芯比較

並べてみると、同じラップ芯でもかなり長さが違います。

私が実際に試した中では、22cmと30cmが扱いやすく、45cmはそのまま使うにはかなり長く感じました。

ただし、ブレーキレバーそのものの長さや取り付け位置は車椅子によって違います。

22cm・30cm・45cmという数字は、今回比較した長さとして参考にしてください。

22cmと30cmを純正延長レバーに被せて長さを比較

車椅子のブレーキ延長レバーと22cm・30cmラップ芯の長さ比較

※黄色い枠は全て同じ大きさです。

この比較に使った車椅子には、もともと純正のブレーキ延長レバーが取り付けられています。

そこで、その延長レバーに22cmと30cmのラップ芯を被せ、長さの違いを確認しました。

22cmのラップ芯では、純正延長レバーの操作部分が少し外へ出る状態でした。

30cmでは純正延長レバー全体をすっぽり覆い、ラップ芯の方が約3cm長くなりました。

この写真は、22cmと30cmの長さを分かりやすく比較するためのものです。

22cmのラップ芯を使ったときの長さとテーブルとの位置

22cmのラップ芯を被せた状態で、実際にテーブルへ入ってみました。

22cmラップ芯を装着した車椅子ブレーキをテーブル下で操作している様子

22cmラップ芯を装着した状態。テーブル脚付近でも操作しやすいか確認しています。

22cmのラップ芯では、外側へ少し広がった部分がテーブル脚へ軽く触れることがありました。

ただ、ラップ芯は固定されていないため、テーブル脚へ触れるとくるっと回って収まり、私が使ったときには邪魔になりませんでした。

「延長するとテーブルに入れなくなるのでは?」と思いましたが、今回試した車椅子とテーブルでは問題なく使うことができました。

もちろん、テーブルの高さや脚の位置、車椅子のブレーキ位置によって条件は変わりますが、ラップ芯が少し触れただけで必ず邪魔になるわけではありません。

22cmは取り外して収納しやすい

ラップ芯は固定式ではないため、必要がないときには取り外せます。

車椅子背面ポケットへラップ芯の延長棒を収納した状態

使用しない時は、背面ポケットへ収納して持ち運ぶこともできます。

今回使った22cmのラップ芯は、車椅子の背面ポケットへ収納できました。

軽いので、必要なときだけ取り出して使えるのも便利でした。

30cmのラップ芯を使ったときの長さと使用感

次に、30cmのラップ芯を被せた状態です。

通常の車椅子ブレーキと30cmラップ芯を装着した延長状態の比較

30cmラップ芯を装着した状態。トグル構造の位置によっては、長めでもテーブルへ干渉しにくい場合があります。

左側が通常の状態、右側が30cmのラップ芯を被せた状態です。

30cmになると、ブレーキを操作する位置をかなり手前まで延長できます。

やさしく微笑むみかみ
みかみ
30cmのラップ芯でも、実際にはテーブルへ入って使用できています。

今回の環境では、30cmだからテーブルに入れないということはありませんでした。

22cmより長さが必要な場合には、30cmも選択肢になります。

ブレーキ位置が低い介助用車椅子でも試してみました

後輪が小さい介助用車椅子は、ブレーキの位置が低いタイプもあります。

小径後輪車椅子のブレーキ位置と30cmラップ芯比較

小径後輪タイプでは、ブレーキ位置が低い場合もあります。

そこで、ブレーキ位置が低い介助用車椅子でもラップ芯を試しました。

ブレーキの位置が低いので、長いラップ芯の方が使いやすいのではないかと思い、45cmも試してみました。

ところが、45cmはそのまま使うには長すぎました。

長ければ長いほど使いやすいわけではなく、今回の車椅子では30cm程度の方が扱いやすく感じました。

ブレーキの位置が低い車椅子では、ラップ芯を被せることで操作する位置そのものを高くできます。

45cmのラップ芯は左右に合わせて長さを調整できる

45cmはそのまま使うには長すぎましたが、長いラップ芯だからこそできる使い方もあります。

身体の動かしやすさや腕の届く範囲は、左右で同じとは限りません。

例えば右側は短くても届くけれど、左側はもう少し長さが必要という場合があります。

45cmのラップ芯なら、必要な長さに切ることで、左右それぞれに合う長さへ調整できます。

両側を同じ長さにするのではなく、使う人の身体に合わせて左右の長さを変えられるのは、ラップ芯ならではの使い方だと思います。

最初から短いものを選ぶ方法もありますが、「あと数cm長ければ届く」という場合には、長いラップ芯を必要な長さに切って調整する方法もあります。

ラップ芯は厚みによって硬さが違う

ラップ芯は、長さだけでなく厚みも商品によって違います。

ラップ芯の厚み1mmと2mm比較

ラップ芯は、厚みによって硬さや使用感が異なります。

今回確認したものでは、薄い芯は約1mm、厚い芯は約2mmありました。

厚み約2mmのラップ芯はかなりしっかりしていて、薄いものとは硬さが違いました。

厚みがあるラップ芯は丈夫な反面、必要な長さへ切ろうとしても、カッターナイフなどの文房具では簡単にカットできません。

施設の介護職員に聞いたところ、厚みのあるラップ芯を切るときには、のこぎりを使って切っているとのことでした。

長いラップを使ったあとの芯を、必要な長さに切って活用する場合は、芯の厚みや硬さも確認しておくとよいでしょう。

ラップ芯を切った場合は、切断面にささくれが残っていないか確認してください。手や身体に触れる部分なので、切断面は整えてから使います。

純正のブレーキ延長レバーという選択肢もある

ここまでラップ芯を使った方法を紹介してきましたが、車椅子によっては純正のブレーキ延長レバーを取り付けることもできます。

車椅子のブレーキ延長レバーを外した状態と装着した状態の比較

※黄色い枠は左右同じ大きさです。

写真を見ると、延長レバーを取り付けることでブレーキの操作位置が高くなっていることが分かります。

車椅子でテーブルに入った状態でブレーキを解除・固定する比較

※黄色い枠は左右同じ大きさです。

今回撮影した車椅子では、純正の延長レバーを取り付けた状態でもテーブルへ入ることができ、ブレーキの固定・解除もできました。

純正延長レバーを取り付けられるかどうかは、車椅子やブレーキの種類によって異なります。

長く使う場合や、自分の車椅子に対応する延長レバーがあるか知りたい場合は、メーカーや購入店、福祉用具の担当者へ確認してみてください。

車椅子ブレーキ全体の種類については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶ 車椅子ブレーキの種類を解説|トグル式・レバー式・ドラム式の違い

ラップ芯でブレーキを延長するときに確認したいこと

ラップ芯は手軽に長さを試せますが、車椅子専用に作られた部品ではありません。

私が試したときにも、長さだけではなく、ブレーキレバーとの太さの相性や、テーブルとの位置関係などを確認しました。

  • ブレーキレバーにきちんと被さっているか
  • 操作したときに簡単に抜けたり空回りしたりしないか
  • ラップ芯が割れたり、つぶれたりしていないか
  • テーブルや身体、衣服などに引っかからないか
  • ブレーキをかけたときに車椅子をきちんと固定できるか

ラップ芯の状態もずっと同じとは限りません。傷んだり、差し込み部分が緩くなったりした場合は、新しいものへ交換した方が安心です。

ブレーキは車椅子を止めるための大切な部分です。ラップ芯を使っていて操作しづらくなったり、抜けや空回りが起きたりした場合は、そのまま使わず状態を確認してください。

トグル式ブレーキの仕組みや操作方法については、こちらの記事で写真付きで紹介しています。

▶ 車椅子のトグル式ブレーキとは?仕組み・使い方・メリット|レバー式との違い

また、ブレーキのかけ忘れや固定不足による事故を防ぐポイントはこちらでまとめています。

▶ 車椅子の駐車ブレーキかけ忘れ事故と予防対策はこちら

まとめ

車椅子のブレーキレバーに手が届きにくい場合、ラップ芯を被せて操作する位置を延長する方法があります。

今回、私は22cm・30cm・45cmのラップ芯を実際に使い、長さやテーブルとの位置関係、収納、厚みによる違いなどを比較しました。

私が試した中では22cmと30cmが扱いやすく、ブレーキ位置が低い介助用車椅子でも、45cmはそのままでは長すぎました。

一方、長いラップ芯は必要な長さへ切れるので、左右で腕の届き方が違う場合などには、それぞれに合う長さへ調整することもできます。

どの長さが使いやすいかは、車椅子のブレーキ位置や身体の動かしやすさによって変わります。

「22cmが正解」「30cmが正解」と決めるのではなく、実際に手が届く位置や普段使うテーブルとの関係を見ながら、自分に合う長さを考えてみてください。

また、車椅子によっては純正のブレーキ延長レバーもあります。ラップ芯とあわせて、自分に合った方法を選ぶ参考になればと思います。

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