車椅子のブレーキレバーに手が届きづらい、延長されていれば届きにくくないのに。
と、思ったりしませんか?車椅子のブレーキが最初からもっと延長したものがあればブレーキをかけるのも危なっかしくないのにと。
車椅子のブレーキが甘いとか、かけ忘れ、かけそびれたことが原因で、利用者の事故につながることが多いのです。
その理由には、ブレーキレバーが短いことや、腕の力が弱いためにキチンと操作できない場合もあります。
車椅子のブレーキ延長するためレバー自体に手作りでラップの芯などを被せている人もよくいますよ。
車椅子のブレーキレバー延長棒の作り方をはじめ、設置方法や市販のブレーキ延長棒を紹介します。
車椅子のブレーキレバーを延長するには
車椅子のブレーキレバーを延長するには、大きく分ければ二種類あります。
1:現在のブレーキレバーのキャップのネジを回して取り外して、金属製の延長ブレーキ棒(約20㎝~)をはめ込みネジを締めます。
ブレーキレバーの棒部分が20㎝~延長になった状態になります。
2:ラップの芯のような筒状の棒で、ブレーキレバーに直接被せるだけの簡単設置です。
長さは約30㎝でカラフルな色が多いですね。
リレーのバトンのようなイメージです。(ただ、これは個人的には・・・高いかな・・・)
固定された長さのものと3段階など長さ調整ができるものがあります。
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金属製やプラスチック製があります。
車椅子のブレーキ延長方法は手作りでもできる
車椅子のブレーキ延長は、市販されている商品を購入しなくても、手作りで作ることができます。
簡単な方法の中には、ラップの芯や塩化ビニル管をレバーに差し込んで、延長する方法です。
レバーが長くなると、テコの原理で力の弱い人でも簡単にブレーキをかけることができます。
材質ですが、ラップの芯では長期間使用することはできないのと水分などに弱く、雨などの時に使えなくなります。
そこで一番適切なのが、塩化ビニル管です!これを塗装して車椅子ブレーキレバー延長棒と販売されていますよ!
これがさまざまなカラフルカラーで展開されていますが、意外とお高いです。
同じモノが作れるのでコチラを安価に手に入れて適当な長さに切って使用する方が耐久力抜群です。
このような感じのものです。
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ただし、そのままだと見栄えが良くないのでカラーテープをグルグル巻くとか、滑らないように布カバーをするなど、自分好みの延長棒を作りましょう。
車椅子ブレーキの延長棒の作り方と設置方法
車椅子ブレーキの延長棒を2本作る作り方と設置方法です。
①塩化ビニル管(内径約22mm~:既存のレバーのキャップが入る大きさ)・長さ約25㎝(車椅子に乗ってテーブルにぶつからない長さ)を2本用意します。
②お好みで、塩化ビニル管をカラーテープやデザインテープで飾ります。
和風のデザインなどは素敵ですよ。でも塩化ビニル管のままで使用したい人は、そのままでも構いません。
設置方法は、出来た延長棒を両サイドの既存のブレーキレバーに差し込むだけです。
食卓テーブルなどに入ると少し邪魔になってしまう場合は、介護者に延長棒を抜いて貰い、少し面倒ですが動く時に延長棒を被せて貰うとあとは自力で楽々です!
そのため介護者と一緒に差し込んだ後に、実際に使用して使い勝手を確認しましょう。
ブレーキのかかり具合や、長さがテーブルなどにぶつからないか確認します。
支障なければ、それで延長棒は完成です。
まとめ
既存の車椅子ブレーキレバーを延長したくなる気持ちは痛いほど分かります。
そもそも車椅子ブレーキレバーは、短いものが多く手に力が入らない人や体幹が弱いと使いにくいですよね。
車椅子のブレーキ延長を手作りするのは簡単で、簡易的にするのであればラップの芯やホイルの芯で代用できます。
作り方は簡単なので、車椅子を使いやすいようにブレーキ延長棒の作り方を参考に、ブレーキが使いやすい安全な車椅子に改良してくださいね。
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